産経抄は何処を向いているのか?

産経新聞の記者が会社経費を使って取材先(黒川前東京高検検事長)と接待賭けマージャンをしていたことがばれ、その実態の汚さが明らかになる中、世論調査にも信頼のおけぬことが分かってきた。ならば本来の記事や主張は大丈夫か?聖教新聞や赤旗と同じようにある特定の色に染まっているのでは本来の「新聞」とはとらえられなくなるだろう。もしかして「官邸新聞?」

さて6月20日の産経抄を読めばこれまた「あれ?!」と声が出る。冒頭を見れば、

「公選法違反(買収)容疑で前法相夫妻が東京地検特捜部に逮捕されたことで、またぞろ安倍晋三首相の任命責任を問う声が出ているが、抄子はこの宮内庁による人選の方が解せない。兵庫県立大の五百旗頭(いおきべ)真理事長が、天皇陛下の相談役である宮内庁参与に就いた件である。」

河合克之前法務大臣が、選挙に絡んで買収工作をしたという、ありえない(政界ではありうるどころか普通かも)構図なのだ。そして自民党総裁である安倍晋三首相が河合克之を法務大臣に登用し、しかも選挙に臨んで1億5千万円もの「異次元の選挙費用」を提供したのである。これが重要事でなくして何が重要事か。

もう一方の天皇陛下の相談係である宮内庁参与だが、本来天皇は国の「象徴」であり、政治には全く関与できない。つまり国民の生活に関与する機能は持たないのである。その相談係がだれであろうと、実質的に国民に何の影響もないだろう。産経新聞の基本姿勢が間違っているように感じる。抄子は笑止か。

付け加えれば、宮内庁と雖も役所であろう。其の人事は内閣人事局が行っているのだろう。其の人事に異論があるなら責任者に対して言うべきだ。それは菅官房長官であり、安倍晋三首相ではないのか?

解除になった飲み屋の酔っ払いの喧騒の中で、酒とつまみの並ぶ隙間で紙切れに原稿をメモしたのではあるまいな。それも会社経費なんてことは…

産経抄は、https://special.sankei.com/f/sankeisyo/article/20200620/0001.htmlで読める。

 


あの金さえ貰わなければ…河合克行の悲嘆

河合克行氏の心中を想像して以下詠んでみた。

事情が違うので「逢いたさ見たさは 飛び立つばかり 籠の鳥カや…♪」といった白井権八、ひかれ者の小唄のように粋なものにはできませんでしたが。今日は難しい話は無しってことにして。

 

溝手憎しという君は

必ず勝てと妻を推し

参院選に向かわせり

溝手に対して10倍の

選挙資金を振り込みて

これを使えば必ずや

勝てる筈とのご託宣

金額示す使い道

違法の文字がチラつけど

断わりゃ閻魔の手の中に

或は血の池針の山

ままよと撒いた御下賜金

効果てきめん当選す

所がとんでもねぇことに

火の粉を防ぐ黒い傘

突然破けて調べられ

今は悲しき拘置所暮らし

ああ、あの時にあの金を

貰わなければ今頃はと

思えば恨めしあの御方

こうなりゃいっそ何もかも

吐いて取引も選択肢

なれどそんな決断は

躊躇の上にまた躊躇

飛車か角かと持ち上げられて

王の傍にも侍れども

香車どころか今は捨て駒

とにかくあの金なかりせば

こんなことにはならなんだ

溝手憎しがなかりせば

かような事にはならぬものを

悔しく悲しく恨めしく

思えど止まぬ梅雨の雨

 

金を渡して指示する奴、従って違法に手を染める奴、安易に受け取る広島の政治家…西国は民度が低いのかねえ。

「金権レジームからの脱却」は唱えないもんなあ。日本に必要なのは革命なのか?”似非民主主義“の危機に見える。

 


これは「劣論」とでも呼ぶべきか(2)

さて竹内純子の何か締まりのない文章を読み続けよう。話は「飯のタネ」に移る。竹内純子は順に産業を挙げて、悉く見込みなしとし、残るは製造業だと誘導し、それにはエネルギーが大切と結論付ける。だが題に在る電力改革などさして本文では論じられていない。昨今の出来の悪い文章に特徴的な、題と内容の不一致がここにも見られる。論旨をトレースしてみよう。

観光業:訪日観光客は膨大になったが、それでもその消費額はGDP1%にも満たないし、不安定、と切り捨て。

農林水産業:発展を期待するが、就業人数は急速に減少するので現実的ではないとばっさり。

データ、通信関連:先行者利益が大きい領域での体力差を跳ね返すのは無理だろうと諦め。

残るのは製造業だが、国内回帰を進めれば「自然災害の宝庫と言われる我が国に」リスクを寄せ集めることとなる、と国内回帰には否定的なのだが、次の小見出しは「製造業の国内回帰支える」という矛盾に満ちたものだ。それはともかく、「自然災害の宝庫と言われる我が国」との表現には驚いた。「災害は宝なのか?!」、この竹内純子には。物の捉え方がノーマルではない、異常な認識の上に考察を加えれば誤った結論が出てくるのが当然である。「劣論・拙論」と呼ぶのが理解できよう。

何故か製造業の国内回帰にはエネルギーが必要で、しかも安定・安価・低炭素でなければならないと言う。暗に原発を勧めているようだ。然し一番重要な「安全」を忘れて、いや、意図的に書いていない。自ら「自然災害の宝庫」と呼んだ危険な我が国に原発を置く馬鹿さ加減こそ指摘すべきだろうに。関電に代表される賄賂付け電力会社、そして個人との契約をを捏造する東京電力のような電力会社を変えるほうが先だろう。

又日本の経済が製造業で成り立っていたのは遥か昔の事であることも知らねばならない。言葉の使い方を見るだけでも十分程度の低さは分かる。

時にこの国際環境経済研究所だが、環境省の規制に対して産業界の意見を発信する目的で設立したとのこと。経済産業省の澤元課長(前所長)と桝本元東京電力副社長(前理事長)の後を小谷克彦氏(新日鉄系)が所長を務めている。経済産業省や東京電力などをバックに、産業界の意見という形で色々宣伝活動している背景が分かるだろう。しかしこのNPO法人だが、資金は何処から出ているのだろうか。よくあるのは経産省からの委託調査などからの収入だが。ホームページには全く記述が見当たらなかった。

 


これは「劣論」とでも呼ぶべきか(1)

嘗て東京電力に所属し、尾瀬沼の環境問題などに関係していた竹内純子という人がいる。その後、国際環境経済研究所理事をしている人だ。昨今○○研究所というのが、自由に設立できるためか乱立気味でその能力は疑問なことが多い。だが研究所などというものが経済的に自立できることなど極めてまれだから、多くは業界や団体からの資金で、金主を有利にする研究とやらを実施しているのが多いのではないだろうか。この国際環境経済研究所という名前や、竹内純子の前歴からはバックは経済産業省と東京電力かなと想像する。この人が何故か、国際石油開発帝石(経済産業省の完全支配会社)の経営諮問委員になどなっているところからもその想像は確かなのではないかと感じている。

さて、この竹内純子が産経新聞(6月16日)の「正論」欄に「コロナ後の稼ぐ力支える電力改革」と題する一文を寄せている。題にある「稼ぐ力」という言葉一つからも品のない女性だと感じる。言葉にはそれぞれの持つ品、品格というものがあるのだが。(https://special.sankei.com/f/seiron/article/20200616/0001.html

冒頭に注目願いたい。

「日本は今後、どんな産業で食べていくのだろうか。地下に豊富な天然資源が埋まっていれば考えずに済むのかもしれないが、残念ながらわが国はそうではない」

所謂資源国経済というものを竹内純子は良いものだと思っているらしい、いわば親の遺産が十分あれば心配いらないという無能な子供のように。日本は天然資源の種類は豊富だがその量が微々たるものである。それは不幸か。私はそれが日本にとって良かったと思っている。資源に乏しいからこそ日本では教育により、人の能力を高め、躾によりその倫理観を向上させてきた。その優秀な人間こそが日本の資源だったのである。(今は違うが)

「石油がもっとあったら」なんて考える輩は少なくとも日本の発展には寄与しないと思う。いわば幼稚な考え方なのだ。

「コロナによる自粛で、国民の命は医療・福祉だけでは守れず、経済活動も重要であると改めて認識されたにもかかわらず、」

経済活動が人が生きるために重要なことは太古の時代からわかりきったことではないか。コロナで自粛したから国民(或は政府?)が改めて気が付いたのか?ここでの「認識したもの」は誰か。そして何を根拠にそう言うのか?

「本稿では日本の「飯のタネ」について考えてみたい」

随分小汚い表現ではないか。「日本を支える産業」の事だろうが、それを「飯のタネ」とは生まれ育ちが丸見えではないか。きっと「カネ」とは呼ばず「ゼニ」という類の人なのであろうよ。(続く)

 


自粛のさなかでもなく、賭けマージャンでもなく、事件の本質は贈収賄では?

6月16日に産経新聞は前東京高検検事長の黒川との賭けマージャン事件に関する自社社員の処分を発表した。客観的に見て甘い処分だ。形は異なれど同様な表に出せないような取材で公務員、政治家からの情報鶏を行っていると推察できるから、当然の処分なのだろう。社会部の次長というかなりの権限を持つ管理職が、産経新聞という会社経費でハイヤーを毎回使って黒川の送迎をしていたのだから、麻雀同好の4人が毎月趣味を楽しんでいたなどと言えるわけがない。

表向きの説明などでは、新型コロナに関する自粛要請中だったことが取り上げられるが、それは犯罪といったレベルの事ではない。賭けマージャンはとばく罪を適用すべきだろう。レートがこの程度だったなど、どこにも証拠がなく、当事者4人がこうでしたと言っただけに過ぎないだろう。接待麻雀であれば当然“お客様黒川”に残り3人で振り込んだことが想像できる。金銭の額などそれも4人が話しただけであろう。産経新聞に順法精神があり、それを示したいなら、自社の社会部次長と記者を「とばく罪」で産経新聞自らが刑事告発すべきではないのか。『この位なら』との甘い考えが丸見えである。これも検察以外に対する接待取材への影響を心配しての事だろう。

さて、官庁で何らかの事業に関する入札を実施するとする。落札したい企業の営業マンは当然情報収集に走る。あの手この手で迫る。接待攻勢が始まるのだ。その中には賭けマージャン、賭けゴルフ、料亭接待、クラブ接待なども含まれる。これらは皆贈収賄罪の適用対象だ。(私は企業の資材部長をしたことがある。猛烈に接待の申し出を受けた。元々業者との酒食を好まぬので断った。次長がそれらを引き受けてくれていたようだった)

ハイヤーでの送り迎えが黒川だけに対するものであり、それが新聞社にとっての情報提供を目的としている以上、これは贈収賄行為ではないのか?しかも産経新聞社の経費で賄われているのである。会社としての組織的な行動なのは明らかである。

嘗て大蔵省の「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」など官僚の目に余る行状から、役人が民間企業人と酒食を共にする場合は特別許可が必要になったはずだ。すべてシュレッダーにかけて廃棄したことになっているのだろうか。

日頃、阿比留瑠比が口を極めて朝日新聞や、野党を罵るが、自らの会社や取材方法に対する批評など寡聞にして知らない。それにしても産経新聞は新聞社、その順法精神など『紙の如し』か。嘆息を禁じ得ない。

 


為すべきは新しい生活様式ではない!NZに学べ

小学校で新型コロナ感染防止のためのフェースガード(フェースシールド?何故日本語にしないのか)を着けた児童が教室に並んでいるのが報道された。行き過ぎだね。感染症が出る度にそれを個人で防護するようにするなら、接触感染を避けるなら対人接触を禁止することになり、空気感染が問題なら自由に空気すら吸えなくなる。文字通り息が詰まる生活になるのだ。

先に一度このブログで指摘したが日本は島国である。自然地理的に他国からのウィルスの侵入などを防ぎやすい。感染症の原因となるウィルスなどを国内に侵入させないような施策をこそ執るべきだ。蛇、トカゲ、亀、アルマジロ、勿論犬、猫でも海外からの動物の輸入検疫を厳重にすべきだ。なんなら動植物の輸入を禁止しても良いだろう。「新しい生活様式」という名で誤魔化しているが、「防疫無策」の国民個人への付け回しでしかない、「不自由な生活様式」とどちらが良いかと聞けば、国民は輸入ペットを捨ててでも「人間らしい生活様式」を選ぶだろう。

まして感染症対策ばかりではなく、経済ダメージに対する給付金やマスクの配布に関しても、危機を利用して随契で癒着業者が儲けたり、業者に儲けさせる役所が出たり(現実はいつもそうなのだが)、天下りの目的の組織と分かる天下り機関が出来たりすることを考えれば、それらの膨大な資金を防疫につぎ込むべきである。

実際に新型コロナウィルス感染者がゼロになった、同じ島国のニュージーランドでは、2万2千人の大観衆がラグビーの試合を観戦して、本来の「人間らしい生活」を楽しんでいる。

「馬鹿げた生活様式」など不要にできる政権に変えねばならない。使えないマイナンバーなど、高市と業者で「くそ役に立たぬ」システムを作り、誰かさんが金を手にしただけに終わったのではないか?我が国はNZにはるかに劣る。

 


アヴェード ヴァスクレセーニィヤ(みちたけランチ)(294)

関東も東北南部もすでに梅雨入りし、仙台もここの処曇り空が続く。蒸し暑いかと思えば割合涼しい日もあり、梅雨に入ればひんやりした日が来るのかと半分期待している。気仙沼では多量のビンチョ―が水揚げされたというし、カツオも順調に入荷していると聞く。季節は夏に向かっている。

さて、本日(6月14日)の特別ランチは「スズキのソテー 夏野菜とトマトソース」である。石巻産のスズキの皮つきソテーである。夏野菜はミニトマト、ズッキーニ、きぬさや、パプリカ三色などだ。トマトソースの赤、パプリカの赤や黄色、きぬさやの緑、ミニトマトの黄色、ズッキーニの緑に縁どられた白、の上にスズキの白い身と黒い皮という絵の具のパレットのような色の芸術品として仕上がっている。第一印象は南フランスかスペインのコスタ・デル・ソル、地中海の明るく青い空、海の青に砕ける波の白、砂浜と雲の白、そして海岸に並ぶ赤や黄色のパラソル。マガダ辺りに出かけたくなった。

デザートは黒ゴマクリームの豆乳プリンだった。此のプリン、絶対おすすめ。

 


園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(236)本社からの訪問者(6)若杉社長(続続)

まことしやかな嘘をついてのアポなのだから実際に訪問した時の社長の発言を聞いたらさぞ驚くはずだ。最初の訪問先の西豪州政府の石油鉱物大臣訪問が一番問題だった。民間会社ではなく政府の大臣なのだ。以降の業務に支障が出ると思われた。

折悪しくこの訪問の少し前に其の大臣からレターが届き、我々が試掘作業をするときのベースを西豪州においてほしいと要望してきていたのである。レターが来た以上、レターで返事をしなければならない。必要なのはディプロマティックな英文の作文能力である。小学校からの英会話教育で身に着ける幼時英語など役に立たないことは無論の事だ。此の時に日本の学校教育における英文解釈と英作文主体の英語教育がとても役立った。何やら仮定法過去、仮定法現在などのオンパレードなのである。「もしそこにベースを置く事に依ってダーウィンに置く場合よりも大きなメリットがない場合には、そもそも北部準州でオペレーションをしているのでございますからなかなかご希望には沿いかねます」なんて内容を丁寧に、ひたすら丁寧に書くのである。敬称だってMr.ではない「Honourable ( Hon.)」などに変化する。

大臣室に入った途端に「小野さんからは先日丁寧なレターを戴きました」と言われてしまった。

さてこの訪問には若杉社長の御指名の女性通訳が同行してきていた。英語くらい話せなくては、と社員に云う会社の社長なのであるが。(続く)

 


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