モン・サン・ミッシェルのムール貝

ムール貝と言えば、日本では「カラス貝」と言われた物ではなかったか。美味ではないということで日本では食用とされなかったのではないだろうか。確か岩に、無秩序を絵にかいたような乱雑さでひしめいている真っ黒な貝だったと思う。

しかし西欧ではこれが食材なのだ。オーストラリアにいるときにはレストランで例えばムール貝のチリソース煮を注文すると、文字通りバケツ一杯のムール貝が提供される。味がどうのというより、貝の殻の山を築いての満足感がたまらない。

所が東京でモン・サン・ミッシェルのムール貝を食べさせる店があった。勿論季節限定で、年に3週間ほどしか食べられない。何故モン・サン・ミッシェルかというとフランスでもそこのムール貝は特別珍重されるブランドものなのだそうだ。海水の成分、潮流、波の強さ、海水中の栄養分の濃さなど様々なファクターが関係しているのだろう。丁度宮城県閖上の赤貝みたいな感じなのだろう。

今回食べたのは9月8日の夜、代々木の「グリーン スポット」においてである。「ムール貝の白ワイン蒸し」と「ムール貝のリゾット」を食べた。素材のムール貝は一般的なムール貝料理のものより小粒である。そこにかわいらしい、艶やかな、ピンクと赤茶を混ぜたような色合いの身が黒い殻の隙間からその姿をのぞかせる。女性で言うなら熟女というよりうら若い乙女という感じである。

身は勿論柔らかい。何が違うのかなんて思いながら注文したのだが、一般のものとは全然違う。ぜひお試しあれ。

(写真はムール貝のリゾット)

 


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