園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(241)本社からの訪問者(11)片平忠実副社長(1)

私がパースに駐在中に本社から来訪したのはこの片平忠実副社長が最後である。入社した時の直属の上司であり、長い出向生活の後本社に戻った時には、勇払の評価・開発チームのリーダーとして使ってくれた。国内探鉱の終焉に向けてのスタディ、特に残存埋蔵量(ポテンシャル)の算定など、探鉱戦略のベースを作る特命も与えてくれた。その成果は守旧派の巻き返しで顕著なものにはできなかったが、その時の予測通りに石油資源開発の姿がなっているのを見ると、随分前にソフトランディングできたものを、石油公団&経済産業省至上主義が壊してしまった感を強くする。

さて、片平さんはお供などなしのたった一人での訪問であった。訪問の希望は、探鉱作業中の北部準州の石油鉱物大臣、ダリル・マンジー氏訪問と、もう一つは地質屋としてのストローマトライトの実見であった。ホテルがどうの、車がどうのと言った成金趣味的な要望など一切なかった。しかもストローマトライトのある場所への巡検費用は個人で支払うというのである。なんでも会社持ちという天下りや営業の者どもとは根本的に人間の出来が違うと感じた。

 


コメント
コメントする








   

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>

にほんブログ村

selected entries

archives

recent comment

  • 園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(88)人事考課を書き換えさせた石油資源開発人事部
    名無し (10/15)
  • 国際石油開発帝石(インペックス)は経営行き詰まりなのか?それを暗示する現象(2)
    名無し (08/20)
  • 園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(132)ホテル代の踏み倒し
    No use (07/25)
  • 論理の誤り―纏向遺跡と桃の実の年代
    No use (07/24)
  • (続)石油資源開発の新役員布陣が発表されたが―身体検査は大丈夫か?
    No use (07/24)
  • 『人麻呂の暗号と偽史『日本書紀』〜萬葉集といろは歌に込められた呪いの言葉〜』を電子出版化した
    ふひと (07/11)
  • 国際石油開発帝石のイクシスプロジェクトは「大失敗」?!
    高松 和弘 (06/27)
  • 起きる確率の高い南海トラフ地震の被害額が1,400兆円以上と言うなら
    toshi (06/14)
  • 決裁文書の事後改竄は単なる文書管理の問題ではない
    giinnokoe (06/01)
  • (続)石油資源開発の新役員布陣が発表されたが―身体検査は大丈夫か?
    名無し (05/28)

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM