この産経抄は書いた趣旨が分からない、駄文だね

殆ど石、ごく偶に玉といった感じの産経抄ではあるが、昨今の気温変化をしのぐ質の高低差を示す。7月10日の産経抄は『下』と判定する。とにかく原文に当れるように記事のURLを以下に示しておく。

https://special.sankei.com/f/sankeisyo/article/20200710/0001.html

今回の話は東京都大田区で3歳の幼児が、男と8日間も旅行に出かけた母親に放置され、飢え死にした事件についてである。

「稀華ちゃんの父親である沙希容疑者の元夫や旅行を共にしていた交際相手の男性を含めて、周りの大人たちは一体何をしていたのか」

と抄子は“憤る”のだが、異常なことが普通になった昨今、驚くに値しない。何せ産経新聞の記者が検事長を賭けマージャンに誘うという贈収賄と思しき事をする時代である(しかも業務として)。親殺し、子殺しも珍しくないのである。本来倫理教育が足りないのだが、効果がいつ出るかもわからぬ文部行政を待っているわけにもいくまい。厳罰に処すしか方法はあるまい。「故意による殺人罪」を適用するほかないだろう。

さて、後段には違和感を持つ。

「作家の山田詠美さんが昨年刊行した『つみびと』(中央公論新社)は、大阪市の虐待死事件をモチーフにしている。「夢の中で、桃太は、冷たい水を思う存分ごくごくと飲んでいるのでした。そこは飲んでも飲んでも枯れることのない泉で、嬉(うれ)しいことに、時々、真水がジュースやヤクルトに変わることもあるのです」。▼作家の想像力が描く、渇きにさいなまれる幼児の姿である。小説では、力尽きる寸前まで、やさしい母との甘美な思い出に浸っていた。」

飢え死にしていく幼児の心は現実的苦しみの中のものだ。作家の創造、読者の心を打とうとする作品の中での心理描写など現実と大きく異なることは容易に分かるだろうに。その産経抄の書き手は何を言いたかったのか。

マッチ売りの少女のように寒さで死んでも天国にお婆さんに連れられて昇って行きましたと、飢え死にさせられた幼児が死んだけれど幸せの中に…とでも言いたいのだろうか。そんな嘘をつくのが新聞の役目かねえ。随分出来の悪い記者がいるものだ。

 


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