園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(240)本社からの訪問者(10)中山勧副社長

今度は中山勧副社長が来訪との知らせが入った。特にアレンジの必要はなかった。シンガポールなどを回って、パースに立ち寄ったという感じだった。おつきは1名、帰国子女の田中次郎だった。通訳兼用だったのであろう。

中山さんとは勇払の評価、開発チームのリーダーをしているときに種々ご意見を戴いただけでなく、800メートル一枚アンカー仕上げといった大胆な提案を認めてくれた。技術への理解は流石という人だった。半面厳しい面も際立っていた。シェル、エクソンの受け売りが目立つ小椋という探鉱屋の正体などいち早く見破り、相手にしなかった。

パース事務所で概要を説明した。資材調達関係の話になった時に、「資材関係者は作井部の中に置くべきだ」との持論を展開、固執するのには困った。そして私のアパートが見たいと御所望だった。常滑の急須で日本茶を煎れて差し上げたのを覚えている。

田中次郎が秘書のドナと随分話をしていたので、後でドナに彼の英語に関する感想を聞いてみた。「滑らかにたくさん話すけど言っている意味がよく分からない」というのが感想だった。多弁と能弁とは異なるものなのである。勿論米語と英語の差も大きいが。

それにしても技術系の役員は対応が楽だった。

 


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