プーチンの大統領の可能最長任期は憲法で決まっている、日本より劣るとなぜ言える

産経新聞(7月3日)の「産経抄」に興味深く、やや間抜けな記事が載っている。ロシアのプーチンがお好みではないらしく、憲法改正案の中の大統領任期に関する部分の提案をテレシコワがしたというので、何と全く関係のない「ヤ、チャイカ」という宇宙飛行士時代の話まで枕に使ったほどだ。

さてその憲法改正だが、ロシアの国民投票によって成立した。その結果プーチン大統領は、勿論大統領選挙を経るのではあるが、規定上は最長2036年まで大統領であり続け得るようになった。

産経抄は、ロシアの宇宙飛行士がオンラインで投票したことも挙げ、「終身大統領への道を開く壮大な茶番劇を盛り上げるには、新旧の宇宙飛行士の力を借りるしかないというわけか」と嘯く。

しかし産経新聞には『人の振り見て我が振り直せ』という言葉など頭にないようだ。

「国民の代表によって選ばれた」と自ら内閣総理大臣である”正当性”を強調しなければならなかった、日本の総理大臣は無制限に続けられる。憲法にも、法律にも制限する条項は存在しない。規制しているのは自民党総裁任期が連続2期までとされていた自民党の党則だけである。だからロシアのように国会で議決し、国民投票を経てとのステップを踏むことなく、自民党内という一部の人間で変更できるのである。現実に2期までというのを党則変更により3期にした。だから安倍晋三首相が現在もそこにいるのである。

国民の意思を聞かずに任期を自由にできるほうがロシアより勝るとでも言うのかね。簡単に言うと、任期制限について、プーチンは国民に問うたのに対し、安倍晋三は自民党に問うたのである。

「我田引水」どころか『彼田引水』のような産経抄ではある。こういう破綻した論理の記者は誰か、大体想像がつくが。

記事全体は以下で、

https://special.sankei.com/f/sankeisyo/article/20200703/0001.html

 


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