アメリカの病巣、民族間問題

米国で黒人が白人警官に公権力行使として、いわば因縁を付けられ、意図的に膝で首を圧迫され、呼吸ができずに殺害されるという事件が起きた。警察官が市民を守るのではなく殺すという事など単一民族(実際にはそうではないのだが)日本人には到底理解できないことだろう。しかしそれが多民族国家での当然の姿なのである。特に米国は、白人入植者が在地のネイティブアメリカンを圧迫し、遂には居留地に押し込めて、いわば日本における院地、別所の如きものにした。そして全土を握ると、アフリカから黒人奴隷を移入して人間としてではなく「奴隷」として扱った。南北戦争の後、奴隷解放が進められたが、それは奴隷でなくしただけで、米国を人種平等の国にしようとの考えではなく、あくまで白人が支配する国家を希求していたのだろう。しかし黒人の数が増え、ヒスパニック系の不法移民などが増えてだんだん国民に占める白人の数が少なくなってきたのである。当然の成り行きとして支配者であった白人は、少数になっても米国を支配することを考え始める。そのさなかに米国があると思った方が良いのではないか。

不法移民を米国は受け入れている。それはあくまでも見つかったら強制送還されるという「不法移民」としての立場のままだ。どうして米国は片っ端から追い出さないのだろうか。考えられるのは不法移民という、「弱い立場」の人たちを安価な給料で、白人が嫌がる仕事をさせるためではないだろうか。いわば「現代の奴隷」に近いもののように思える。彼らは、不法移民ということの発覚を恐れて医者にもかからずに生活をしているのだ。どう見ても人権の、平等の、という観点からはすばらしい国だとは思えない。根本問題は格差を持った多民族国家だからであろう。異民族の同化など、現実には不可能に近い。オーストラリアは移民国家だが、其の中では各民族がそれぞれの生活区を作っている。パースの中でも例えばセルビア人はある一区画に集中して居住し、未だに其の中ではスラブ語が話されるのだ。日本のNPOなんぞのパンフやHPを見ても本当の世界は分からない。いろんな分野において「グレタ」のような未学なのにヒステリックに騒ぐのが出現するのが一番社会にとって害のようにも感じる。勿論美しくない背景があるのが想像できることでもあるし。

 


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