何か間違っていないか?西岡力の拉致への理解

北朝鮮による拉致被害者家族の周りにいつもいる西岡力なる人がいる。肩書を見れば、モラロジー研究所教授であり、麗澤大学客員教授でもあるそうだ。モラロジー研究所も麗澤大学もいわば同じ穴のなんとやら、そういった種類の人であることが分かろう。容貌からは”贅沢大學”の教授のようだが。

さて、この西岡力が横田滋さんの死を受けて産経新聞(6月9日)の正論欄に「横田滋さんの決断と召天に寄せて」と題する一文を寄せている。ちと違和感を覚える。

「担当大臣を置き、直属の対策本部があるという現在の体制は小泉訪朝後にもできず、第1次安倍政権になってできた。つまり政府がこの戦いに本格的に加わるのは平成18年だ。」

と書いているのだ。拉致担当大臣を置いた安倍政権になってから政府が本格的に拉致問題にかかわったと言っている。ところが、

「平成14年、小泉訪朝時に、北朝鮮の独裁者金正日総書記が拉致を認めて謝罪までした。ここで私たちは一度勝利した」

と書いているのである。西岡力に依れば、政府が本格的に拉致問題に関与する安倍政権以前の小泉政権の時に北朝鮮に拉致そのものを認めさせ、5人の取返しに成功した、そしてそれは小泉政権の行動だった。しかしそれを、そんなものは安倍政権の取り組みに比べれば本格的でも何でもなかったとでも言っているようなのだ、この男は。

安倍政権として北朝鮮の金正恩と面会すらできていないのに、その安倍政権の方が拉致問題解決により成果を上げているとでも言うのかね。モラロジー研究所など追い出してしまった方が良い、嘘つきではないか。こんなのがうろうろするから解決しないのではないか。拉致ムラの一人のように感じる。さらに西岡は、

「北朝鮮を動かすには強い圧力、すなわち被害者を返さないと耐えがたい不利益があるが、返せば圧力は緩み利益を得られるという枠組みを作ることが必要だった」

と言っている。これも馬鹿の極みではないか。誘拐犯に『人質を返せ。返さないと厳罰に処すが返せば罪には問わず、金も十分に与える」と言っているのと変わらない。もしこんな対応を取るなら各国あげて日本人拉致に力を入れるだろう。

横田滋さんも気の毒に、拉致の解決ではなく、拉致で飯を食うような連中に囲まれてしまって、結局無駄に時間を費やしてしまったようだ。ブルーリボンの会のように実際に行動しようとする者たちにこそ頼むべきだったのではないか。或は、ゴーンの日本脱出を成し遂げたような海外のプロを雇って救出させる方がはるかに良かったのではないか。日本国内に担当大臣を置いたからと言って何の足しにもならないのは、北方担当大臣がいても、何年たっても1ミリ平方の領土さえ返ってこないことで、その意味の無さが分かるであろう。

それにしてもモラロジー研究所教授のモラルが不足に見える。少なくとも嘘(矛盾明瞭な発言)などつかぬほうが良い。この手の輩は好きになれぬ。

 


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