園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(235)本社からの訪問者(5)若杉社長(続)

よく指摘されることだが、海外における要人の一日は忙しい。だから日本人がよく言う「挨拶に行く」「表敬訪問」などは相手にとって迷惑以外の何物でもない。例えばパースでの訪問先として西豪州政府の石油鉱物大臣のColin Barnett氏への面談を申し込んだ。For what? Purpose ?当然聞かれる問いである。まさか、To say hello だなんて言えるわけがない。訪問など不要ですと断られるに決まっている。本社の方では「パースの所長に大臣とのアポを取らせています」となどいい加減なことを言っているのは手に取るように想像できる。板挟みである。解決策はただ一つ、嘘をつくことだけである。但し同じ手は二度と使えない。(そういう点で、安倍晋三首相発言に“事実(?)”を合わせるために苦労する役人の気持ちも分からないわけではない)

「今後の北西大陸棚への投資を計画するにあたり、情報と意見の交換を致したく」とレターに書いて提出した。「投資計画」こそ彼らが一番望んでいることだからだ。

アデレードでは、サンオイルに面会を申し入れた。ここでも何しに来るのか?と聞かれた。まさかツアーの序に寄りたいとは言えないから、ここでは「オーストラリアでの石油開発についてジョイントベンチャーの可能性について話したい」とまたもや嘘をついた。

メルボルンでも石油会社訪問、キャンベラでは石油会社などないので連邦政府機関を訪問することにした。

 


コメント
コメントする








   

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>

にほんブログ村

selected entries

archives

recent comment

  • 園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(88)人事考課を書き換えさせた石油資源開発人事部
    名無し (10/15)
  • 国際石油開発帝石(インペックス)は経営行き詰まりなのか?それを暗示する現象(2)
    名無し (08/20)
  • 園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(132)ホテル代の踏み倒し
    No use (07/25)
  • 論理の誤り―纏向遺跡と桃の実の年代
    No use (07/24)
  • (続)石油資源開発の新役員布陣が発表されたが―身体検査は大丈夫か?
    No use (07/24)
  • 『人麻呂の暗号と偽史『日本書紀』〜萬葉集といろは歌に込められた呪いの言葉〜』を電子出版化した
    ふひと (07/11)
  • 国際石油開発帝石のイクシスプロジェクトは「大失敗」?!
    高松 和弘 (06/27)
  • 起きる確率の高い南海トラフ地震の被害額が1,400兆円以上と言うなら
    toshi (06/14)
  • 決裁文書の事後改竄は単なる文書管理の問題ではない
    giinnokoe (06/01)
  • (続)石油資源開発の新役員布陣が発表されたが―身体検査は大丈夫か?
    名無し (05/28)

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM