櫻井よしこの歪んだ意見

櫻井よしこという人がいる。ジャーナリストと称するがそれは昔の事ではないか。現在はなんと言うべきか…“扇動家”とでも呼ぼうか。安倍晋三首相の応援団として、もっぱら対抗するもの、批判するものを非難することに重点を置いているようだ。トランプ米国大統領が来日し、安倍首相と共に国技館で相撲見物するというのに合わせて同日に蔵前の国技館に同じく安倍晋三シンパの作家などと相撲見物に出かけ、高齢にもかかわらず、黄色い(いや、黄色いわけがなかろうが)声を上げ、日ごろの忠勤への褒美なのか特別にトランプ大統領との握手をしてもらい、熱狂していた。”老ミーハー“なのであろう。民主党政権発足の頃、中国を議員団が訪問し、国家主席と並んで写真を撮り、握手をして嬉々としていたのと相手違えど同様の知能レベルの行動をしていたのである。このレベルで「国家基本問題研究所」(組織名など好き勝手に付せるのだから実態を表すものではないが)の理事長である。略称を「国基研(こっきけん)」というのだそうな。時折「国危険」に見えたりするのは私だけではないだろう。

さて、今日は46日の産経新聞の「美しき勁き国へ」なる櫻井よしこのコラムに若干コメントしよう。

「政府がいつ緊急事態を宣言するかが注目されているが、わが国の緊急事態宣言は他国と異なり、ほとんど命令ができない。要請および指示どまりの優しさ、緩さが特徴だ。わが国の国家としての建てつけは政府が命令し、国民が従う形ではない。だからこそ政府と国民の協力なしには課題は達成できないのだ」

国民に命令できないのは「国家の建付け」の問題ではなくそういう緩い法律を作ったところに問題があるのだろう。自衛隊が他国軍隊の防御を担当できることになったのも、検察官の定年を適用法ではない国家公務員用の法を適用できると、法律上の規制も閣議決定という“安倍の玉手箱”による解釈変更で可能と強弁してきたのであろう。最後は緊急事態なるがゆえに超法規的に指示・命令だってできるだろう。わが身に責任が来そうだと「法律の制限があるから」と逃げ、やりたいことなら「解釈を変更しました」で、しかも国会など無視して決めてしまうのは卑怯千万、誤りは明白であろう。

ここでも特措法の限界のような理由で逃げている。

「力を行使できない国である分、政府はいかなる国の政府よりも賢く洞察しなければ、わが国は持たない」

その通りである。だからこそ我が国は衰退の一途をたどっているのだ。日銀に民間企業の株を買わせて株価を釣り上げるのが経済政策かね?「ずるさ」「悪さ」は目立つが「賢さ」「洞察力」などこれっぽっちも見当たらぬ。

そんな愚か者政権の存在こそ国家基本問題ではないのか?”似非愛国者”の匂いがする。

ところが、櫻井よしこは、

「万が一、政府がかつての民主党政権のような愚かな政府となり、国民が自己中心主義に走るとき、わが国は著しく力を失っていくだろう」

と書く。

民主党政権が愚かな政府であったことはその通りで、その反省に立つなら、被選挙権に基礎学力、基礎知識、基礎的倫理観、標準語会話能力などの資格要件をを加えるなどの改革をするべきだろう。それをしないのは自民党も同様に愚かであるからに相違あるまい?櫻井よしこが公平にものを見る目を持たないことが表れている。そして国民が自己中心的であるのも困るが、政権トップが自己中心的なのが一番国民にとって不幸なのである。この偏った考え方を以て生きていくところに古来より続く日本人の美徳が受け継がれていないとの感を強くする。

まさに『国危険』というべきか。

 


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