官邸から叱られたようだね、産経抄

先日、全世帯に2枚ずつ布マスクを日本郵政を使って配ると突然、専門家の意見も聞かない、得意の政治判断(個人的な思い付き?)で発表した安倍晋三首相のいわゆる「アベノマスク」問題に、産経抄は「政府の発表には耳を疑った」と書いたのだが、49日の産経抄には同じ書き手が”反省文”の如きものを書いている。おそらく、

「物書けば 首元寒し 産経抄 令和(和さしむ)の力 令従の鞭」

と言ったところかな。

「羽鳥モーニングショー」のテレビ朝日のコメンテーターの玉川徹という人がいる。正論を主張する立派な男だ。随分圧力を受けるのだろうが頑張る姿に心を動かされる。その玉川徹でも、コロナのPCR検査の少なさについて力説したら何やら官邸(内閣府)から番組名指しで抗議された。そしたら、明らかにトーンがダウンしたもの。産経抄も取り繕うがごとく以下のように書いた。

「先週のコラムで、「政府の発表には耳を疑った」と書いたら、多くのお叱りの手紙やメールをいただいた。「マスクはまさに干天の慈雨」「民のかまどの煙への気配りも大事だ」とおっしゃるのである。緊急事態宣言とともに、事業規模総額で108・2兆円にのぼる政府の経済対策も出そろった。となれば、小欄もまた、マスクの一日も早い到着を待ち望む一人である。」

これは「弥縫策なりや」と感じる。「よく言った」と褒め、賛意を示す反応だってあっただろうに、お叱りと批判だけに言及せざるを得ぬとは…。まさに、すまじきものは宮仕え、である。

冒頭の、

「安倍晋三首相が発令した緊急事態宣言に、海外のメディアは手厳しい。フランス紙フィガロは「現実には見せかけだけ」と決めつける。ロンドンに本社を置くロイター通信は「遅すぎる」と評した。」

との表現も何やら苦しい。

「今のところ何とか感染爆発に至らずに、踏みとどまっている国に投げつける言葉だろうか。違和感しかない」

と書く所はなお苦しい。自ら成したことについて常に「適切だったと思います」と評する政府の方にこそ違和感を感じる筈なのだが。心中は察するが、新聞がそれでよいのかは別である。先日一面に掲載された編集長の言葉、「正確な情報を、公正に」なんてものが虚しく聞こえないか?…

 

 


コメント
コメントする








   

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< May 2020 >>

にほんブログ村

selected entries

archives

recent comment

  • 園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(88)人事考課を書き換えさせた石油資源開発人事部
    名無し (10/15)
  • 国際石油開発帝石(インペックス)は経営行き詰まりなのか?それを暗示する現象(2)
    名無し (08/20)
  • 園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(132)ホテル代の踏み倒し
    No use (07/25)
  • 論理の誤り―纏向遺跡と桃の実の年代
    No use (07/24)
  • (続)石油資源開発の新役員布陣が発表されたが―身体検査は大丈夫か?
    No use (07/24)
  • 『人麻呂の暗号と偽史『日本書紀』〜萬葉集といろは歌に込められた呪いの言葉〜』を電子出版化した
    ふひと (07/11)
  • 国際石油開発帝石のイクシスプロジェクトは「大失敗」?!
    高松 和弘 (06/27)
  • 起きる確率の高い南海トラフ地震の被害額が1,400兆円以上と言うなら
    toshi (06/14)
  • 決裁文書の事後改竄は単なる文書管理の問題ではない
    giinnokoe (06/01)
  • (続)石油資源開発の新役員布陣が発表されたが―身体検査は大丈夫か?
    名無し (05/28)

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM