園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(229)本場のインドカレー

今回も秘書のドナ・ヴァイズ関連の話である。彼女がインド系であることは既に書いた。父親はインド人らしく会計士であった。雇用した秘書のご両親に会うことなどはまずないことなのだが、お目にかかる機会を得たのである。私がホールの香辛料をオマーンの事務所にいたスワミ・ナサンに教わったレシピに基づき調合し、粉砕して混ぜ合わせ、カレーパウダーを作るほどのカレー好きとドナから聞いたからと、本場のカレーを食べさせてくれたのである。それも父親特製のものだった。

ドナのアパートはスワン川を渡った先にあった。車を止め、アパートに近づくと猛烈な犬の吠え声が聞こえる。ドナの家の番犬である。以前泥棒に入られた経験があるとのことで番犬を飼ったらしい。その猛犬だが、アパートに入った時ドナが注意した瞬間から吠えなくなった。日本では考えられないしつけの良さである。中にはご両親がいた。何種類かのカレーが用意されていた。野菜のカレーや肉のカレーがあるが印象的だったのはソフトシェルのカニのカレーである。勿論その作り方を質問し、教わった。

大事なのは、一番最初にソフトシェルのカニを素揚げにすることだった。そしてその後にカレーのルーで煮込むというのである。

このご両親が何とも人柄の良い人で、すっかりファンになるとともに、こういうご両親にかわいがられて育ったからこそドナのような気建ての良い娘が育ったのだと感じた。

ずっと後で私的にパースを訪ねた折に、電話番号が分からなくなったドナの消息を聞くべく、ご両親宅に電話をしたことがあったが、名乗るなり直ぐに分かってくれ、ドナの携帯電話番号を教えてくれた。ドナが私や会社の事を好意的に実家で話してくれていたことが分かり、とても嬉しく感じたものである。

 


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