『太安万侶の暗号(四)〜倭の五王、抗争と虐政、そして遂に継体朝へ〜』の電子出版をした

『太安万侶の暗号シリーズ』の電子出版化を進めているが、この度その第四巻『太安万侶の暗号(四)〜倭の五王、抗争と虐政、そして遂に継体朝へ〜』のキンドル版を出版した。アマゾンでの紹介文をここに付して内容をお知らせしたい。

紹介文

 

本書は『太安万侶の暗号シリーズ』の第四巻である。いつも通り編集も表紙カバー作成も福士亜矢子の手になる。感謝の意と共に紹介しておきたい。

さて、日の本国の大規模な攻撃により、百済系の崇神天皇以来続いた王朝は新羅系の助力を得るため息長帯媛を仲哀天皇の皇后とする。しかし仲哀天皇も死に、戦況悪く息長帯媛は新羅まで退却、同国の支援を得て筑紫に戻り、瀬戸内海を東進して大和入りを果たし、政権を奪取した。そして応神天皇の代となった。この時中国の秦の後裔の集団帰化が、そして遅れて漢の後裔の集団帰化が行われた。いわゆる大倭は渡来人で溢れたのである。そのために元来の縄文系日の本国人とは性質も気性も異なる地域に変貌していった。そして倭の五王の時代に入る。新羅系の朝廷は、その民族的性格を反映して、皇位をめぐり血なまぐさい抗争を繰り返す。それだけでなく、歴代の天皇の極端な性格は残酷な虐政・悪政を生み、大倭の国は乱れに乱れた。暗殺・謀殺があったが、万世一系の父子継承がなされたかの如く歴史改竄を目論んだ北魏系王朝(漢家本朝)により編纂された『古事記』『日本書紀』の天皇の系譜が中国史書に記載の歴代天皇と合致しないという大矛盾が結果として起こった。その倭の五王の比定を併録の『倭の五王考』で行っているので、謎解きも楽しみながら読んでいただきたい。『倭の五王考』および『継体天皇考』の目次を示しておこう。

 

『倭の五王考』

始めに

中国史書の歴史解釈における注意点

  • 中国史書の記述は朝貢者からの聞き取りに基づくもの
  • 倭の五王がそのまま日本の日本書紀記述の天皇に対応するとは限らない
  • 朝貢の理由
  • 讃、珍、濟、興、武と言う中国風の名前を用いた理由」

基礎データ(一):即位と宮の位置の変遷

基礎データ(二):日本書紀での事跡と外国文献記述との関連

基礎データから編年すれば

『時代背景を読む』

『古事記、日本書紀の干支を重んずるか、事跡を重んずるか』

『讃は応神天皇、武は雄略天皇』

『仁徳天皇にマスキングされたもう一人の天皇の存在』

『仁徳天皇の『大雀』は『大崔』=『大濟』=『百済』では?』

『もう一人消し去られた天皇がいる』

『倭の五王の漢風命名は天皇の名の発音によるのでは?』

『親子、兄弟の記述の信頼性』

『古事記、日本書紀が“倭の五王”を隠した理由は?』

 

さて、新羅系の天皇の虐政に我慢できなくなった日の本国系の在地氏族は日の本国系の天皇を擁立すべくホムチワケの5世の孫であるオオド王を越の国から招いた。しかし大和の新羅系天皇に阻まれ、継体天皇となってもオオド王は20年間も巨椋池の対岸で過ごさざるを得なかった。

そこに北魏系氏族が渡来し、継体天皇に与力した。拓跋部と言う騎馬民族の圧倒的武力を得て継体天皇は大和入りを果たすが、新羅系のものに暗殺される。拓跋のものがようやく守った皇子が欽明天皇となり、その功績によって拓跋氏は重用されるようになる。ここから漢家本朝に向けての国盗りがスタートするのである。

継体天皇に関しての考察を『継体天皇考』として併録した。其の目次を示しておこう。

 

『継体天皇考』

はじめに

継体朝成立前夜までの大倭の歴史背景

ホムチワケの若狭経営

名前を奪うのは神を隠すこと

若狭彦神社の祭神もまたホムチワケ

角鹿の塩

若狭の水

継体天皇は応神天皇ではなくホムチワケの五世の孫

 

この中では若狭での水送りと東大寺二月堂の若狭井でのお水取りの関係も考察している。

 


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