山上直子の「大阪特派員」を分析してみれば…

暴言であれ、曲言であれ、文章には文章としての書き方があると思うのだが、産経新聞の山上直子の文章には確立されたものがないように見える。代わりに見えるのは文章に対する安易な態度だ。毎回指摘したりしたが、今回の、3月24日の産経新聞の「大阪特派員」の記事を丸ごと解析してみようと思う。原文は以下で確認願いたい 。

https://www.sankei.com/column/news/200324/clm2003240006-n1.html

冒頭の11行すなわち「作家になりたい、評論家になりたい……と思う人はむしろ増えている。」は山上直子の文章だが、続く6行、すなわち「「うまい“遺書”を書きたいと来られる人もいますよ。自分史みたいなイメージでしょうか」と笑うのは、大阪文学学校(大阪市中央区)の事務局長、小原政幸さんだ。」は山上自身が書いているように小原さんの言葉だ。続く9行は山上の文章だ。

さてこれからが問題だ。続く28行は、すなわち「さて、大阪文学学校。その名の通り小説や詩、エッセー、ノンフィクションなどの書き方を学ぶ学校で、……つい最近も、中西智佐乃さんが「第51回(2019年)新潮新人賞」を受賞した。いったい何がいいのか。」までだが、これ全て大阪文学学校のパンフレットなり、ホームページなりからのコピーみたいなもののようだ。

続く16行は、田辺聖子の大阪文学学校発行の文芸誌の引用である。「田辺さんは「私の人生でのゆたかな稔(みの)り」と題し、同校発行の文芸誌にこう書いた。……文学学校は私に教えてくれた>(「樹林」の前身「新文学」から)」の部分だ。

そして続く12行、すなわち「「最大の特徴は合評スタイルです。……人によって読み方が違うことも勉強になりますね」」の部分は小原さんの言葉そのもの。

だが続く3行は山上直子の文章だ。ただし、「まさしくそこは、文学修行者の道場なのだった。」だけと極めて僅か。

続く12行は朝井さんのものの引用、すなわち「その中で、もまれたという朝井さんは「わが母校」と呼んで、こう語る。……小説も詩も生々しいものなのだ」」の部分だ。

そしてまたもやパンフレットかホームページ起源の文章が8行ある、すなわち「小説クラス、詩・エッセークラスなど各15人ほどの少人数制で、……すでに大学生から70歳まで応募があるというが、なぜかくも人は出会い、書くのか。」である。

そして最後の8行はまたもや田辺聖子の文章の引用である。即ち「「<出会い>はまた、己のなかへ深く還ることでもあります。……自分の才能や、チャンスに出会うことでもあるのです」(田辺さん)」と結論と言うか、末尾もまた借りものである。

全体は紙上で113行だ。そのうち山上直子の文章とそれらしき文章を合わせても23行に過ぎない。つまり山上直子の意見などほぼ見当たらない。この大阪特派員の題は『書き、磨く 大阪文学学校』なのだが、内容は大阪文学学校のパンフレットやホームページを焼き直して新聞のコラムに載せた感が強い。そう、まるで宣伝記事。関西ではこういうことをすると『なんぼもろたんや』と言われることもあるのではないか。

それにしても、出来の悪い三流大学の学生のコピペレポートみたいなもの「よう、恥ずかしゅうおまへんなあ」。「それこそ大阪文学学校で添削指導してもろたらどないやろ」

 


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