「痛恨の極みだ」との言葉に無責任さが表れている

「私の内閣で必ず取り戻す」「あらゆる手段で」と毎年、機会があるたびに拉致被害者奪還の決意を述べてきた安倍晋三首相は、拉致被害者の一人、有本恵子さんの御母堂の死去の報を受けて「何とか元気なうちに恵子さんを取り戻すことができなかったはまことに痛恨の極みだ」と述べたそうな。(新聞)

あれだけ決意を述べたが、北朝鮮との対話もできずに来た責任者が言う言葉ではないのではないか。しかも常日頃「政治は結果責任だ」と言っている人なのである。無策、失策、失敗を「痛恨の極み」で済まそうとするのはある意味で卑怯である。「詫びるべき」立場であり、場面であろう。

産経新聞(28日)の「主張」には「有本さんの母死去」と題する産経新聞の意見が載っている。

「嘉代子さんらは娘の救出に向けて、安倍首相とトランプ米大統領の手腕を信じていた。政府には、この信頼に応える責務がある。拉致事件の解決を政権の「最優先、最重要課題」と繰り返してきたのは、ただのうたい文句ではあるまい。あらゆる手段を講じて被害者の帰国を実現すべく、決意を新たにしてほしい」

「安倍首相とトランプ米大統領の手腕を信じていた」こと自体が誤りだったとしても、それしか方法がなかったのだから気の毒である。しかし日本政府に責任があることは産経新聞の主張通りである。政権の「最優先、最重要課題」がかくも軽く扱われていることが許せない。しかも、実は机の上には何の選択肢もないのにも関わらず、「必ず取り戻す」などという態度も「フェイクの極み」といえまいか。

産経新聞は安倍晋三首相に対して、「決意を新たにしてほしい」という。そんなもの掃いて捨てるほどしてきたではないか。必要なのは口先だけの決意(リップサービス)ではなく「行動」である。「能力以上のことを求めるのは良くないこと」との言葉があるが、産経新聞は「何もできないのは分かってはいるがせめて繰り返しの決意表明くらいしたら」と言っているのかもしれない。

産経新聞も惰弱である。(なんとダンジャクだごど!!)

 


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