「羹に懲りてなますを吹く」の類か、産経抄

産経新聞記者の国語力が気になっていたのだが、その自信のなさに驚いた。128日の産経抄は相撲の優勝者インタビューの話だった。最後部を引用する。

「白鵬は優勝インタビューで、「お父さん、お母さんに感謝したい」と述べた。両親、あるいは父と母と言うべきではとコラムに書いたら、たくさんの読者からお叱りをいただいた。「どこがおかしいのか」と。「お父さん、お母さん、産んで育ててくれてありがとうございます」。徳勝龍はインタビューをこう締めくくった。「正しい日本語では…」などと野暮な物言いはもうつけません」

この書き手は根本的な間違いをしているようだ。白鳳の言葉は、その場にいる人々或いは放送でそれを聞く人たちに向かって発せられたものである。だから当然「父と母に」というのが正しい。国語力不足の者たちに“叱られた”とは何事か。言語が正しいか否かは大衆レベルで多数決で決めるようなものではない。そんな意見が多く寄せられたら、「国語力のないものが増えた」といった文章でも書いたらよい。それに、そんなことで文句を言うのはスマホ、SNS中心のいわば“チャラい日本語”の連中が多いのではないか。

さて、徳勝龍の場合は、一般の人たちが対象ではなく、父母に直接呼びかけている言葉である。従って「お父さん、お母さん」の方が良いのだ。両親に向かって「父、母、産んで育ててくれてありがとう」と呼びかけたりするはずがないではないか。そんな区別もできなくなったのかね、産経新聞記者は。

「正しい日本語では…」というのが野暮な場合と当然の場合の区別もついていないようだ。こんなバカなことを書いているのは誰だろう。「名を名乗れ!」

 


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