「アベルの塔」が崩れ始めたのか

「バベルの塔」という話がある。天に届くまで高い塔を建造するとのおごった人間の考え方に神が怒り、建造途中で崩壊させたという話ではなかったか。安倍晋三首相が建造しようとした「アベルの塔」の崩壊が始まったように感じられる。一強独裁と呼ばれ、儲かりさえすればという利権に群がる自民党議員、学者、経済人が叩頭してすり寄る王様として君臨したが、いよいよ“神の怒り”にふれたかのように感じる。

直接的原因は政権内の権力闘争だろう。第二次安倍内閣になってからずっとバッテリーを組んできた菅官房長官とて安倍晋三首相に心酔してサポートしてきたわけではない。特に令和改元を機会に人気を高め、先の内閣改造では“息のかかった”ものを複数閣僚にすることに成功した。それだけ「力」を持ったということであろう。独裁者は自らの地位を脅かすものを遠ざける。その後の菅官房長官に近い閣僚の不祥事発覚が相次いだのも、小泉進次郎大臣に関するゴシップの急増もその反映とみて良いのではないか。権力者同士の関係は、表向きは極めて親密でも、実際は異なるのが普通である。その後何故か急に「桜を見る会」問題が“出現”した。元に何らかのリークがあることが想像できるのではないか。そして今度は総務次官の情報漏洩に、内閣府の副大臣であった秋元衆議院議員のIRに関する贈収賄事件である。すでにドミノ倒しが始まっているような感じではないか。今まで力で抑圧されていた人間が、権力者が弱ったと見れば逆に襲い掛かるのは歴史が教えている人間の常である。最近、北朝鮮による日本人被害者のうちに二人について、2014年に北朝鮮から「生存」情報を安倍政権は受け取っていたという。もちろん安倍晋三首相も知っていたのだが、国民には内緒にしていたのだとか。これが事実なら、そういうことを知らぬ顔をして「私の内閣で拉致被害者を取り戻す」などと、横田めぐみさんの母の目の前でも言っていたことになる。(いけしゃあしゃあ、厚顔無恥、鉄面皮などといろいろな表現があるが…)

安倍離れの兆候はかなり前から垣間見えていた。このブログでも取り上げたが、安倍政権べったりだった産経新聞の社説や記事に安倍政権の政策への批判が目立って増えてきたことだ。その背景には米国のトランプ政権による評価の変化があるのではないかと思う。

柿というものは「熟して落ちる」と言われるが実際は「腐って落ちる」のではないか。

 


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