日中韓サミットが成功?

20191224日に中国の成都で日中韓サミットが開かれた。公開された成果文書につき産経新聞の報じた内容(1225日記事)によると、

「北朝鮮の非核化をめぐる問題について「対話と外交を含む国際的な協力と包括的な解決によってのみ、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的な平和を達成できる」と強調した」

とある。これを「平和的でよい」などと感じるのは本質を見誤っていることになる。

『対話と外交を含む』との意味は実は「武力による解決をしてはならない」という意味であり、「国際的な協力」の文言は一国で決めてはならないということである。即ち、武力による、そして単独での(日本の)行動をできないようににしたということなのである。「あらゆる選択肢がある」という態度こそ非核化交渉には必要なのであって、決して軍事行動をしないなどといえば、北朝鮮が非核化に向かうはずがない。サミットを行って自らの手足を縛ったというのが本当のところだろう。遠吠え以外はしないと約束させられただけといってもよいのである。主権国家としての権利を縛られたのだから、外交的敗北というべきなのではないか。

同記事の続きは、

「日本人拉致問題については『対話を通じて可能な限り早期に解決』されることを中国と韓国が希望するとの内容が盛り込まれた」

である。ここでも「対話を通じて」との実効が期待できない方法でできるだけ早く解決するのを中国と韓国が「希望するだけ」との、なんとも内容のない結果に終わっている。こんなものなど成果と呼ぶに値しない。「形だけ外交」の典型であろう。これでは非核化も拉致被害者の帰還も実現するわけもないと思われる。

こんなものが外交なのかねえ。表面上の取り繕いと誤魔化しは日米貿易交渉でも明らかだった。しかもその次元の低さが際立っている。情けない政権である。

 


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