ギャンブル依存症に保険適用、政府はカジノが病気を作ると承知の上ということだ

厚生労働省がカジノや競馬、パチンコといったギャンブルの依存症治療について、来年度から公的医療保険の対象とする方針を固めた。同省は、依存症患者に対する適切な医療体制の整備が急務と判断したとのことである(読売新聞記事、1212日)。

競馬、競輪、パチンコと言ったギャンブルは遠い昔から続けられてきた公営ギャンブルである。その長い歴史の中でギャンブル依存症を公的医療保険の対象にすることはなかった。それが公的医療保険の対象とし、医療体制の整備が急務となったのが政府が導入を決めたカジノが原因であることは明らかである。それだけではない。カジノの導入により、深刻なギャンブル依存症患者問題が発生することを政府自身が予測していることを意味している。医療体制の整備が必要なほどのカジノなど導入しなければよいではないか。国家、国民のためにカジノの導入を政府が決めたのではないことが明らかである。

別の問題もある。消費増税というのは社会保障費が増大しているためにその財源確保を目的に導入したものだろう。増税までして対処しているにもかかわらず、増税で財源ができたとばかりに医療保険対象を増やすというのは増税の趣旨にも反するのではないか。医療費を抑えようという姿勢(ジェスチャー)を示しておいて医療費増大の原因を政府自ら作るとは何とも呆れた考え方である。トランプ米大統領にごり押しされてカジノ導入を決めたというのが本当らしく感じられる。「外交の安陪」の演出料は高い!?

 


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