アヴェード ヴァスクレセーニィヤ(みちたけランチ)(270)

冬である。私が知っている仙台は温暖化後のもので、仙台が雪深かったころを知らない。聞くところでは昭和の時代の事ではあるが、60センチもの雪が積もってカマクラを作ったとか、また結氷した広瀬川でスケートもしたようである。そんな寒い時代があったということだ。

さて、本日の特別ランチは、特別も特別、私が初めて口にするものだった。「クジラのさえずり」のからし添えと「鮟鱇の醤油漬け唐揚げ」である。「こぶくろ」「みの」「はつ」「ぼんじり」など食べ物につけた名前というのは数多いが、「さえずり」とは鯨の舌のことだ。舌だから「さえずり」とは何とも文学の香りがする。これほどの粋な命名はほかにないのではないか。

その「さえずり」の料理は随分手間なものらしい。ざらざらの表面を取り去り、熱湯で何度も熱処理したものを塩水につけ…と一度聞いたくらいでは覚えきれなかった。白っぽい、上等な脂身を伴う豚肉をゆでたかのような外観をしている。辛子をちょいとつけて口に運べば、まずその弾力に驚く。脂が旨い。

アンコウの方は冬の定番だ。通常は鍋にする鮟鱇だが、唐揚げもいける。それにしても上等なものを口にしている。

 


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