「ロシアに誤ったメッセージ」というけれど、「誤った外交政策」の方が問題だ

読売新聞に「インタビュー 領土」という連載がある。第二回目(1212日)の福山哲郎のものを読んで、立憲民主党が民主党時代と変わらず駄目だと感じた。まず冒頭を見てほしい。

「立憲民主党は、枝野代表が官房長官、幹事長の私が官房副長官を民主党政権下で務めており…」

だからこそ立憲民主党が信用も期待もされないということに気づいていないようだ。そこがいかにも元民主党幹部らしいと言えるのかもしれない。そして、

「外交交渉は政府の専権事項であり、野党の立場でできることは限られる」

と外交に何ら取り組まずに政府の専権事項と言って責任を逃れ、政府の外交にブツブツ言うだけの態度を続けている。

さらに中段に、タイトルになった「露に誤ったメッセージ」の例を取り上げている。

1956年の日ソ共同宣言を基礎に歯舞群島、色丹島の「2島返還」を出発点としたことで、国後、択捉の2島を放棄したかのようなメッセージを与えている可能性は否定できない」

と述べているのだ。誤った理解をしているのではないか。どこから見ても安倍晋三首相は4島返還の基本から2島(小島2つ)返還に、ずっと以前にソ連も認めた案に戻ろうとした、すなわち国後、択捉を放棄する姿勢を見せたのである。ロシアには安倍晋三首相のメッセージは正確に伝わっているのではないか。最大の問題は日本の総理大臣が4島の固有の領土返還交渉において「2島の小島でいいや」と言ったことにある。即ち、メッセージではなくその考え方が誤っているのである。まるで無能な民主党の亡霊を見るようだ。

竹島問題には、

「現状は韓国に不法占拠されている。 日韓関係が非常に厳しい中、国際法にのっとり、冷静かつ平和的に解決を目指すことが必要だ」

と言っている。日韓関係が険悪かどうかの現状など領土問題の本質とは無関係である。領土問題を冷静かつ平和的に解決することが可能であるならば、世界各国に軍備など必要あるまい。韓国に占拠されている竹島へ平和的な手段だけで対応するなら、例えば尖閣を不法占拠されてしまったら、その時点でも冷静に平和的に解決を目指すことになる。「冷静に平和的に解決を『目指す』」ことだけは可能だが、「解決を成し遂げる」ことはできないだろう。現実の世界を理解できない、こういう考え方の者に日本の将来を任せることなどできまい。

 


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