珍しい医者の正論

医は仁術など、皆が求める夢のようなものだ。そうあることなどない。実際には医は金術である。そして学閥が顕著なのも医者の特徴だろう。本当に実力、力量があれば学閥など必要ではない。しかるに、例えば慶応閥というのが世にはびこっている。閥で助け合わなければやっていけないのは実力がないことの裏返しではないのか。いや、閥という仲間内で富の独占と分配を願っているのかもしれないと感じた。

さて産経新聞(1014日)の「正論」欄に「患者や家族に寄り添うがん医療」なる題名の一文が載っている。そんなものがあるのか?と問いたくなる題名なのだが、がん研がんプレシジョン医療研究センター所長中村祐輔の文章を読んでいくと、我々の感覚と似た現在のがん医療に対する問題意識がそこにあるのに気が付く。例えば、

「患者さんが「遺伝子を調べたいのでがん組織を返してほしい」などと言うと、顔色を変え不愉快な態度を示す医師がいる。「勝手なことをするなら二度とこの病院では面倒を見ない」「診療情報も提供しない」と患者や家族を半ば脅す輩(やから)さえいる。前者の発言は医師の患者に対するハラスメントであるし、後者は責任義務違反であるがこのような高圧的、歴史的遺物の医師が存在しているのである」

「個々の患者の多様性を理解しない、世界の趨勢(すうせい)に逆行するがん医療が定着しつつある。医療現場で重要な「患者に寄り添う」姿勢が欠落してきているのは、日本の医療の大きな課題である」

「全員にSサイズ、Mサイズ、Lサイズの服を着せてアンケートを取り、Mサイズにぴったりの人がわずかでも多ければ、全員にMサイズの服を着せていることと同列なのが、現在の標準的抗がん剤治療法である」

などである。こんなことは法をもって決めればすぐにでも改善できることだろうが、医師会から献金を受け取り、選挙の応援をしてもらうとの弱みのために正義を無視する政治家ばかりのために改革ができないのである。自ら(や友人など)に利益がある特区などに積極的に取り組むのは加計問題でもはっきりわかったはずだ。

私の個人的経験を述べよう。一つ目は近くのM眼科の院長と白内障手術の終わった後の会話だ。

「実は2010年に渋谷のコンクリート柱に激突してから変調をきたし、みるみる白内障の症状が出てきたんです」

と話した私に、院長は、

「何を言ってるんだ。白内障だからぶつかったんだろう」

と高圧的に断言したのである。患者の言葉を真剣に聞こうとする心など持ち合わせぬ田舎医者と見た。仙台だけではないだろうが、現時点でもこのような馬鹿な医者が存在するのである。術後後遺症(医療事故?)もあり、そのM眼科には行かないことにしている。

これは悪い医者の例だが、良い医者の例も挙げよう。

2013年の夏、HbA1c14%以上との異常値を示していた。このままでは余命23年、すぐさま入院して治療を始めるように言われた。私の父も叔父も糖尿病になり同じ薬を処方され、服用した結果副作用で心臓に変調をきたし、まだ若くして苦しんで死んだ。そのため私は入院はしないで自分で回復させるべく取り組むと主張し、懇願し、1か月の猶予をもらって改善に取り組み、翌月の検査で3%数値を下げた。そしてそれを続け、ついに7か月ほどで、薬も栄養指導もなしで7%以下にすることができたのである。

無理やり入院させられていたら、薬漬けの人生となっていたのは間違いなく、自己治療を見守ってくれたS医院のS医師にとても感謝している。

医療とは自然治癒をサポートするもの、そう私は信じている。医療は人間のために存在するのである。医療が医師のために存在すると思っているような馬鹿医師のなんと多いと感じられることか。健康のためには安易に医者に近づかぬことだと感じている。しかし、良い医師を見つけるのは難しい。

さて、上記「正論」は以下で読める、いや読むことを勧める。

https://special.sankei.com/f/seiron/article/20191014/0001.html

 


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