園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(210)ニョニャの会

大使館や総領事館勤務の外務省職員(他省庁からの出向者を含む)は配偶者も外交に従事しているとされる、そしてそれに対する待遇が用意されている。そういう背景もあって配偶者も組織の一員としての性格を持つがゆえに、大使や総領事の配偶者を筆頭とした配偶者のチームが出来上がり、序列も出来上がる。

民間会社ではそんなことなどないと思っていたのだが、ジャカルタに駐在したら、公手所長から奥さんたちの会を作ると提案があった。提案という名前の指示なのである。会の名前もすでに考えられていて「ニョニャの会」となるとのことだった。ニョニャとはインドネシア語で奥様という意味だそうだ。因みに娘さんはノナという。

私は単身赴任だから何ら犠牲を払わなかったが、奥さんを帯同したものは気の毒だった。公手所長の奥様を頂点にした、表向き自由意思での、実質的強制での組織ができるのであり、脱退不可能なのであるから。

会社での業務上の上下関係を私生活に持ち込むのは良くないことである。それゆえ、後にオーストラリアでのプロジェクトで所長となった時には、そういうものはつくらないと決めていた。

 


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