山下泰裕が率いるJOCはなにを隠したいのか

「話せないことがあり、議論が低調になってしまう」というJOC会長の山下泰裕が主張するJOC理事会非公開へ変更の理由は、公開の会議を非公開にするときの常套句である。そしてその言葉にある通り、「話せないことがあり」という状況が、すなわち外部に知られては困ることがたくさんあるのが、非公開の真の理由なのである。

この決定がなされたのはこの夏のことだ。東京オリンピックを約1年後に控えた時期だ。換言すれば不祥事が表に出ては困る時期であるし、またいろいろ秘密裏に進めなくてはならない“悪事”もあるのではないか。

さて産経新聞(93日)の「スポーツ茶論」には、この理事会非公開について次のような記述がある。

「理事会を何度も傍聴した経験からすれば、シナリオ通りに議事が進み「異議なし」が繰り返されるケースはある。それは報道陣がいるから、いないからではなく、理事一人一人の姿勢、資質の問題ではないか。メディアへの責任転嫁は“お門違い”である。JOCは理事会終了後に議事内容を説明する方法を検討中と聞く。山下会長のいう活発な議論の全容が明らかにされるのか、信頼関係が崩れた今、疑問符がつきまとう」

山下泰裕一派だけでなく組織委員会(森会長)辺りの強い影響力を受けてのことだろうことが暗に指摘されているようだ。

丁度、竹田前JOC会長の東京五輪誘致にかかわる贈賄疑惑もある。電通がらみの怪しげなこともあるや、である。さらには五輪関連工事、テレビ中継、運営などに関して利権は巨大かつ多数で、そこにうごめく政官業の魑魅魍魎は数えきれないほどだろう。中にはいわゆる”官製談合”、つまりJOC側から業者にアプローチすることもあるだろう。とてもそんなことを公開の理事会でなど議論、採決できない。隠そうとするときにはそこに必ず悪事があると思った方が良い。“人の良い山下泰裕(?)”であれば、なおさら政治家や先輩には逆らえないのではないか。

長野オリンピックでは会計帳簿が行方不明になった。それは不正を隠す、証拠隠滅に違いない。スポーツの祭典は表向き、裏は“悪事の祭典”と思った方が良いだろう。こんなものを加納治五郎師範はどう感じるだろうか。

(鎌先温泉最上屋旅館の入り口。日本秘湯を守る会の会員だ)

 

 


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