園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(205)海上地震探査

先週書いたように、石油資源開発には海上地震探鉱のスペックを作る能力もなく、結果としてコンサルタントのコリンに作ってもらった。

海上地震探鉱は鉱区内全体をフルの重合データでカバーするために、そのデータ取得は鉱区外にまで及ぶ。そしてそこは他社の鉱区であった。確かフィリップスだったと記憶するのだが、記憶違いかもしれない。

他社鉱区である以上、その部分のデータ取得に関し、鉱区保持者の許可が必要だった。加えて鉱区外のデータについては当該鉱区保持者に無償で提供するのがルールであった。

予定測線図や、データ取得条件などを付してエクスプロレーションマネジャー名でレターを作成し、送付し、許可を得た。

いよいよデータ取得の段階に至り、チモール島の港に接岸している物探船を見に行った。石油資源開発本社から応援に来たスーパーバイザーを乗船させたのだが、実際にはスーパーバイズどころではなく、教えてもらいに行ったようなものだった。

チモール島に行くに際しては、マラリアにかからぬようにと、蚊の好む縞模様のシャツは着ないといった注意事項を調べた。幸い、滞在時間が短かったためか誰も罹患しなかった。

世にガラパゴス化という言葉がある。世界の大勢から隔離されたエリアで独自の進化を遂げることを言う。石油資源開発の物探技術はガラパゴス化したのではない。進化しなかったのだから、それを表す適当な言葉すら見当たらない。因みに、所長の公手忠はその物探の人であり、役員になった人である。

(盆休みに泊まった鎌先温泉の宿)

 

 


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