仙台市議会議員選挙雑感

825日に仙台市議会議員選挙が行われた。かつて島野武という大叔父(祖父の弟)が7期も仙台市長を連続で務めたこともあり、(父祖の地というだけでなく)仙台市役所にも市議会にもやや親しみを感じている。

選挙期間中に少し公約について書きたかったのだが、選挙後にしようと考えた。選挙公報は全市分ではなく、若林区のものだけが配布された。選挙区が若林区であっても、仙台市民であり、仙台市議会選挙なのだから、仙台市全体での候補者の公約を知りたいと感じた。今時、民には知らしむべからずでもあるまいに。

私なりに選挙公報を読んだ感想を述べようと思う。一番しっかりしていたのは断トツで当選した菊池たかよし候補の公約だった。守る、育む、挑むに区分された公約は分かりやすく、明快であり、具体策も見えた。選挙結果がトップ当選というのも当然というべきだろう。

二番目に公約が良かったのは共産党の庄司あかりだった。なんといっても「あかり*ともします」のコピーが光っていた。公約の中には、なぜこれが重要なのかと疑問を感じるものもあったが、具体的な施策が明記されている点で他に勝っていた。そして選挙結果は第2位だったのである。

他の候補者の公約は、所属の党の公約、すなわち国策の焼き直しのようなものだったり、曖昧模糊としたもので、実際に候補者が具体的、現実的に考慮した形跡の見えぬものが多かった。落選した相沢和紀(社民党)の公約など、まったく具体策がなく、本気で市政を考えているようには見えなかった。同じく落選した木村勝好(元民主党)も同様であった。

6位当選の佐藤正昭(自民党)の公約もいただけない。例えば、「子供たちを虐待やいじめから守る仕組みづくり」などと書くが、いったいこの男は具体的に何をしようとしているのかが分からない。書かない(書けない)のは考えていない、答えを持たないことを表すのだろう。「子供とお年寄りの笑顔が、このまちの活力です」とのコピーを見れば実現力などないのが良くわかる。街の活力は働き盛りの市民が中心のはずで、その活力のおかげで子供と年寄りが笑顔になれるのではないか。選挙民の好感を得ようと心にもないことを言う、大衆迎合型議員といってもよいだろう。

もう一人忘れてならない者がいる。猪俣たかひろだ。私が直接話したとき、何を言ってもまともな答えを返さなかった秋葉賢也という国会議員がいる。その秋葉の秘書を12年間もしてきたというのだ。少なくとも人を見る目があるようには感じられない。公約の中の言葉「徹底した無駄を削減」を見た瞬間に、日本語能力すらない男だと感じた。

ところで、市議会議員というのは市民生活に密着した問題を解決するのが仕事であろう。しかし候補者の誰一人仙台市地下鉄の駅に設置されているエスカレーターが途中までしかない、年寄りや障碍者に不親切極まりないものであることを取り上げない。足腰の不自由な人が階段でつらい、痛い思いをしながら昇っているのを頻繁に見かける。選挙の時だけ市民の味方のふりをする市会議員など本来無用である。

次の選挙の時は投票前に公約についてまとめて書きたいと思っている。それにしても河北新報は公約の内容を検討して発表しているのだろうか。選挙後ならはばかることなく物は言えると思うのだが。

 


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