森本敏元防衛大臣の言葉に呆然

ホルムズ海峡緊張と有志連合に参加・不参加が話題になっていたころの森本敏元防衛大臣の言葉に呆然とした。色々なケースを提示した後の結論めいた言葉が印象的なのだ。いわく、

「いずれにしても、船団護衛を派遣して、かえって日本タンカーがリスクを負うようなことはあってはならない。まずは、外交努力によって対話に尽力しつつ、事態の変化に応じて、国民の安全を守りエネルギー安全保障や日米同盟を重視していかなる取り組みをすることが最も国益に合致するかを考慮して、国民の理解が得られる手段を多角的に検討すべきである」

選択肢を挙げたが、選択をせずに、八方丸く収まる方策をこれから検討しましょう、と言っているに過ぎない。これでは元防衛大臣ではなく、元評論家ではないのか。こういう人に瞬時の決断が必要な防衛大臣をさせたものの能力を疑う。

幾つも選択肢を挙げるなら、その中のどれを選択すべきというのが一般的ではないか、いやそれが必要なことではないのか。これから検討しましょうでは、どうすべきかについて「ノーアイディア」と言っているに過ぎない。

持論も開陳できないのに正論とはこれ如何に??

父が言っていた実践における基本がある。それは「決断をためらうな」である。どうしようと迷って時間を空費すれば部隊は全滅する。攻撃でも撤退でも、指揮官は瞬時に決断しなければならないと。それから見れば、この元防衛大臣は指揮官として最悪の部類に入るのではないか。自衛隊員が気の毒である。

なお、記事の全文は以下で確認できる。

https://special.sankei.com/f/seiron/article/20190729/0001.html

(産経新聞729日)

 


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