やはりミーハーレベルなのか、門田隆将

他のより重要なものと入れ替えたので遅くなってしまったが本日アップする。

この門田隆将という御仁、何やら安倍政権に媚びたようなものを書くので偏った考えと生き方の人なんだなと思っていたところ、トランプ米国大統領が大相撲の升席に椅子を並べて”見物”するという、天皇陛下にもしたことのないゴマすりに批判もせず、神事だから女性も上げないという土俵にスリッパをはいて上がるのを許すのを見ても何も言わないのを知り、そういう人だったのか、と感じた。そればかりか、櫻井よしことともにその無礼なふるまいのトランプ大統領に手を指し伸ばし握手を求めるミーハーぶりに、国家を論ずるなどさせられぬ未熟者に見えた。

その門田隆将が産経新聞の「新聞に喝!」欄に寄稿している。題して「今なぜ「女系天皇」なのか」。内容が奇異である。

共産党と立憲民主党が相次いで女系天皇容認を打ち出したことについて、

「皇嗣である秋篠宮文仁(ふみひと)親王と悠仁(ひさひと)親王という皇位継承者がいるのに皇室典範を改正してまで「女系天皇を誕生させよう」というのである」

と指摘する。

しかし、男系の男子しか天皇になれぬと皇室典範に規定があるのだから女系天皇を認めるには皇室典範の改正が必要なことは論をまたない。また小泉内閣時代の「皇室典範に関する有識者会議」は「女性天皇・女系天皇」を認める報告書を提出している。どうして共産党と立憲民主党が女系天皇容認論を出すと国賊のように非難するのか。

そしてこうも書く。

「先人は男系で皇統を維持するために涙ぐましい努力を続けてきた。第25代武烈天皇が後嗣を残さず崩御した際、越(こし)の国(現在の福井県)から応神天皇の実に5世孫を招聘(しょうへい)し、継体天皇として即位させた」

これなど、万世一系としたかった『日本書紀』の編纂を命じたものの指示でそう書いたに過ぎないであろうに。『日本書紀』に書いてあることがそのまま事実なのではない。『日本書紀』には卑弥呼の存在も、聖徳太子の第一回遣隋使もまったく記載されていないのであり、政治的に編集された形跡は随所に残っている。古代史をあまりご存じないようだ。

そして看過できない記述もある。

「一部の政治勢力は、そうまでして維持してきた男系の継承者を廃嫡(はいちゃく)にしても女系天皇を実現しようというのだ。その理由と背景を指摘したのが8日付の産経抄である」

ここで非難している対象は共産党と立憲民主党であった。一部の政治勢力とはこの両党を指すのか。そうでないならこれらの両党ではないが、と明記すべきだ。このままであれば共産党と立憲民主党は反論と抗議をすべきである。後に続く文章を読めば共産党のことを指していると思われる。とにかく、『男系の継承者を廃嫡しても女系天皇を』実現しようとする勢力が本当にあるというのか?第一廃嫡をだれがどう決定できるのか。極めて重大事なので書き間違いではすむまい。

続く共産党に関する産経抄だが、門田隆将の言っていることとは異なるように思う。産経抄のURLを書いておくので一読を勧める。

https://special.sankei.com/f/sankeisyo/article/20190608/0001.html

それにしてもやはりミーハーか。

 


コメント
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>

にほんブログ村

selected entries

archives

recent comment

  • 園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(88)人事考課を書き換えさせた石油資源開発人事部
    名無し (10/15)
  • 国際石油開発帝石(インペックス)は経営行き詰まりなのか?それを暗示する現象(2)
    名無し (08/20)
  • 園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(132)ホテル代の踏み倒し
    No use (07/25)
  • 論理の誤り―纏向遺跡と桃の実の年代
    No use (07/24)
  • (続)石油資源開発の新役員布陣が発表されたが―身体検査は大丈夫か?
    No use (07/24)
  • 『人麻呂の暗号と偽史『日本書紀』〜萬葉集といろは歌に込められた呪いの言葉〜』を電子出版化した
    ふひと (07/11)
  • 国際石油開発帝石のイクシスプロジェクトは「大失敗」?!
    高松 和弘 (06/27)
  • 起きる確率の高い南海トラフ地震の被害額が1,400兆円以上と言うなら
    toshi (06/14)
  • 決裁文書の事後改竄は単なる文書管理の問題ではない
    giinnokoe (06/01)
  • (続)石油資源開発の新役員布陣が発表されたが―身体検査は大丈夫か?
    名無し (05/28)

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM