園翁自伝(石油資源開発時代回顧録)(191)古文書研究会

39歳の時ジャペックスオマーンに出向した。遺産相続問題などがありとにかく多忙な1年だったが、それでもさらに古文書解読講座に通い超多忙となった。その時身に着けた古文書解読技術は後の古代史研究に大いに役立った。45歳で本社探鉱部の総合課長になっってから希望者がいたので石油資源開発会社内に古文書研究会を開いた。数人の集まりだった。

最初は私が持っている江戸時代後期の三多摩地方の古文書や幕末攘夷のころの老中の文書(例えば無二念打払令など)を教材にしていたのだが、少しまとまったものをと言うことになり、太田牛一の『信長公記』を対象にした。池田本の『信長公記』のコピーを東京都立図書館で提供してもらい毎週1回業務終了後に輪読した。社内の同好会組織にも加入した。

古文書研究会といった珍しい、毛色の変わった同好会なので、他社との懇親会の場などで紹介されることが多かった。床の間の掛け軸や、博物館の古文書など、読めない人にとっては、単なるカリグラフの一種のようにしか感じられないのではないか。古文書が読めるようになれば、単なる美術品から、意味を持った、そして意味を伝える文書としての本来の意義が発揮されることになる。すなわち、古文書解読技術は歴史への扉の鍵のようなものなのである。掛け軸類、文書類を単なる美術品でとどめなくするためにも多くの人に習得してほしいと願う。

 


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