いい加減に過ぎるのでは?

いやはや、訳のわからない文章とはこういうものかというものに出会った。産経新聞(53日)に掲載された「令和に寄せて」欄の渡辺利夫の寄稿「生者と死者を繋ぐ万世一系」である。ぜひ、本気で読んでみてほしい。そしてその奇妙さを感じてみてほしい。寄稿全体は、

http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/190503/lif19050309340006-n1.html

で読むことができる。

「芯のない分散型思考の結果」のような「非論理」の世界が延々と続くのである。もう、文章を引用してコメントする対象にもなりえない感じだ。かつて鳳啓介と言う漫才師がいた。考えに考えて創作したであろう名セリフがある。

「忘れようとして思い出せない」

と言うものだ。非論理にして意味不明、聞くものの頭を混乱させるセリフだ。

この渡辺利夫の文章を読んでその鳳啓介のセリフを聞いた時のような「非論理」「違和感」を感じた。漫才なればそれも技ではあるのだが…

こんなヘンテコな文章を書く渡辺利夫はどんな人かと感じウィキペディアを見た。学歴が普通ではない。何も慶応だからどうのと言うのではない。

1957年に甲府一高を卒業してから慶応大学卒業までに普通なら4年のところを6年かかっている。慶応大学卒業から同大学院修士課程修了まで普通2年のところを4年かかっている。そのあとの同大学院博士課程は3年で終了したが学位は取れずに満期退学となっている。大学と修士課程合わせて通常6年のところを10年かかったというのだから、浪人をしなかったとすれば、慶応大学でほぼ裏表をやった人なのである。普通はこういう場合に優秀とは評さない、あくまでも「普通は」であるが。

この学歴と今回の文章の双方を目にすると、なるほどなあという気がしないでもない。

それでも一つくらい内容を紹介しよう。

「天皇の万世一系とは、動乱や侵略によって深刻な危機の淵(ふち)に立たされることなく、歴史が連綿として紡がれてきたことを証す血脈の物語である。

新元号令和の時代が開かれた。明治以来、一世一元の制が敷かれ、歴史が瞬時たりとも途切れることなく受け継がれることが顕示されるにいたった。限りある個々の民草の人生がはるかなる血脈の中を流れ流れて今生きてある、そういう連続性の感覚を天皇家の血脈の連続性の上に投影できる」

天皇の万世一系とは事実ではなく願望だろう。たとえ仮に万世一系の天皇であったとしても、それが「歴史」が連綿と紡がれてきたこととは関係あるまい。

明治以来の一世一元制度となったことと、「歴史が瞬時たりとも途切れることなく受け継がれることが顕示される」などと関係なかろう。

いやはや…、まさしく、いやはや…、である。拓殖大学ですか… 

 

 


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