「元号を作るのは神や天」、中西進の意味深な発言

元号選定について、“正規のプロセス”に従って選定したとの、加計問題の時と同様の見え透いた嘘に悲しくなる。新元号「令和」の選定への安倍首相の関与については既に論じたが、今般毎日新聞(416日)に次のような記事が載った。

 

「令和(れいわ)」の考案者とされる高志(こし)の国文学館(富山市舟橋南町)の中西進館長(89)が14日、同館で新元号について解説した。一方、新元号の考案者について、中西氏は「私ではない。神とか天とか呼ばれるような人」と話した。

 解説会には、別室のモニター視聴も合わせて約180人が参加。万葉集研究で知られる中西氏は、新元号に引用された万葉集の文言「初春令月、気淑風和」について説明。中国では令月は2月を指す一方、日本は1月からであることに触れ、「正月を迎えると我々は春が来たと喜ぶ。(日本の)風土に感謝、尊敬したい。令和という時代を国民の1人として喜んで迎えたい」と目を細めた。

 また、中西氏は「(『令和』は)誰かが考えたのだとしても、粘土細工の粘土を出しただけ」と述べた。

 

同様の記事は同じ416日の産経新聞にも掲載されている。しかし、産経新聞の記事には中西進の解説会がいつ行われたのかを書いていない。新聞記者が記事を書く時の必須条件の一つの『何時』を書き忘れる初歩的ミスに、例示するのをやめた。

中西氏が考案者について「私ではない。神とか天とか呼ばれるような人」、また「(『令和』は)誰かが考えたのだとしても、粘土細工の粘土を出しただけ」と述べた点に要注意だ。記者会見に応じるとしながら急遽応じられなくなった経緯からはある種の圧力が加わり、真実をそのまま述べることができなくなったと判断できよう。そのような場合、一見問題にならないような発言で真実を示唆するという手法が良く用いられる。

考案者は「私(中西)ではない。神とか天とか呼ばれるような人」と言っているのだから問題は「神、天」と呼ばれる人は誰かである。そしてその誰かを中西進は知っているのである。天皇が元号を選ぶ権能を持たないことを考慮すれば、日本を代表する権力者は安倍晋三首相であろう。国書からの候補を検討させ、その中の「令和」を合議ではなく安倍首相の指示で最終候補に加えさせたというのだから安倍晋三首相以外に考えようはない。では粘土細工の粘土とは何だろう。おそらくは『令和』のそれらしき出典部分を探し、提供することだったのではないだろうか。結論を指示しておいて、それにふさわしいデータなどを作る、そんな現政府の特徴がそのまま出ているようだ。いずれ、真実が漏れ出てくるだろう。

 


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