豚コレラ、最初の一頭はどうして感染した?疫病テロに備えよ
豚コレラの拡散が続く。養豚業者というよりも県の家畜保健所当たりの対応がお粗末なのかもしれない。しかしどんなに拡散する豚コレラも最初の一頭の感染から始まるはずだ。その最初の一頭の感染を防ぐ手段の確立が一番肝要であろう。しかるにそれに対する議論は低調に見える。わずかに見つけた記事では、中国人観光客が持ち込んだ食品を捨てたのを野生のイノシシが食べ、感染した猪から養豚場の豚に感染したと推定されていた。
鳥インフルエンザの養鶏場の鶏への感染が野鳥によるものとされているが、その野鳥はそもそもどこで感染したのか。豚コレラの場合と同様に、中国人観光客が持ち込んだウィルスで汚染された食品が原因の可能性があるはずだ。
外国人観光客が持ち込むと書いているが、敵対する外国から意図的に持ち込まれ、感染させられる疫病テロも現実的に考えられるだろう。防疫対策の徹底が必要だ。
オーストラリアは防疫に神経質なほど取り組んでいる。何らかの汚染国からの飛行機が空港に到着した場合、検疫官が機内に薬品スプレーを実施してからでなければ機外に出ることが許されない。
動植物の持ち込みが禁止されているだけでなく、肉、卵などは加工食品であっても検疫(カランティン)で没収される。つまりインスタントラーメンすら持ち込めない。オーストラリアは自国の動植物に害を与える可能性のあるものを徹底的に排除しているのである。日本政府は「おもてなし」と「無規制」「無検査」での持ち込みとを混同しているようだ。米国政府に頼まれれば、米大統領がノーベル平和賞にふさわしいと推薦文すら書いてしまういい加減な政権である。しかも「日本国民を代表して」と書いてあるとのことだ。政治に真剣さが見えない。
防疫にはもっとしっかり取り組んでほしいがこの政権では無理か。規制は緩和すればよいとは限らないのだが…
- 2019.02.21 Thursday
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- 08:04
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- by sonoda-go