人手不足の原因を作っておいて、不足だから外国人をというのは何とも愚かな事

需要と供給の関係は経済学というより、当たり前の関係であり、誰でも理解していることであろう。そのバランスを崩せば需要過多=供給不足、需要不足=供給過多である。人手に関しても同様である。

さて、東日本大震災という未曽有の災害に見舞われた2011年、岩手県、宮城県、福島県では復旧、復興という急務が発生、しかも長期にわたって継続することが予見された。福島原発でも補強工事や、解決策のない放射能汚染水の貯蔵タンク群の工事などが必要となった。そしてそれらは震災後ほぼ8年が経過した現在でも続いているのである。

工事における人手不足は大震災直後から大きな問題になっていた。私は2011年9月に仙台市内のマンションの購入を決めた。しかしすぐには入居が出来なかった。壁紙が破れ、クローゼットの扉が床に落ちている状況で補修が必要だったのだが、業者の手配ができず、結局入居は12月に延期せざるを得なかった。

その人手不足の中、「福島原発はアンダーコントロール」と嘘をついて安倍首相は、3兆円の運動会とも言うべき、言わば不要のオリンピックの東京誘致を進めたのである。人手不足の所にまたもや人手を大量に必要とする大規模な工事を決めたのである。つまり今日の人手不足は回避可能なものであった可能性が高い。愚策、誤判断という人災と言えようか。

人口減少が激しい我が国における労働力の割り振りや、長期にわたる平滑化を調整することこそ政策に求められるものではないか。人口減少に伴って住宅は空家だらけ、農地は耕作放棄地に変容する。従来型のインフラ整備、”国土強靭化”の名の下の土建業仕事づくりではない、発想の転換が必要に既になっている。安倍政権の更なる愚行は、自ら作り出した感のある人手不足を埋めるために、国家の基本たる国民構成を揺るがす、移民政策により対応しようとしていることである。日本国家として取り返しのつかない状況が予見されるだけに、亡国の政策と云わざるを得ない。

そして今度は大阪万博誘致だとか。イベント屋の如く、結果などお構いなしに大型プロジェクトを乱造する経産省に“操られる”安倍政権はさらに人手不足を”創出”し続けているのである。この暴走を止めるものはいないのか。「お友達内閣」に「友は類を以て集まる」を加えれば寂しい未来しか見えてこない、嗚呼。

 


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