Drunk JAL

ロンドンのヒースロー空港で日本航空の副操縦士が日本航空の搭乗前チェックをパスした後に飛行機に向かう車の中で運転手が酒の匂いに気が付き保安要員に通報して、その後逮捕、拘留されている。何と英国での規制基準値の10倍以上の呼気アルコールだったというのだから凄まじい。

乗員の飲酒コントロールも大問題だが、そんな酔っ払いに乗客多数が搭乗する飛行機の操縦をさせる日本航空に最大の問題がある。しかも搭乗前のアルコール検査をしていたの云うのだから尚更である。

日本航空のアルコール検査は対面検査だという。海外では検査機器に息を吹きかける方式で呼気中のアルコール濃度を測定、判定しているとのことだ。しかし大きな疑問がある。この副操縦士の呼気に酒の匂いを感じて通報したのは車のドライバーだったのである。つまり対面状態ではなく、しかもアルコール検査の人でもない。そのドライバーが気付いた酒臭さを、日本航空の対面検査要員は感じなかったというのだろう。操縦士と、検査立会人がなあなあの関係で飲酒状態を見逃していたのなら、もはや日本航空に旅客運送をする資格などない。

本来、原因、状況が判明し、安全対策が確認されるまで、日本航空には業務停止を命ずべきではないのか。乗客の安全より日本航空の経営の方が優先されるのか。安全に対する基本的考え方を、営利が歪めてしまうのは許されないことではないのか。国土交通省の姿勢が疑われる。

オスプレイ1機が墜落したら、同型機の飛行を止めよ、そして安全点検せよと日本政府は米軍に要請する。然るに、日本航空の一般人を乗せる旅客機を酔っ払い操縦士が操縦する所だったにもかかわらず、その安全検査システムに欠陥があったにもかかわらず、安全システムの確認、検証をせぬままにその飛行を継続させるのは間違いだろう。

石油開発での洋上リグでの作業員は、リグに向かうヘリ搭乗の前にアルコール検査を受ける。彼らは操縦士ではない。しかし、基準値を超えるアルコールが検出されたらヘリへの搭乗を拒否される。それだけでなく、石油会社との雇用契約もその場で解除となる。即解雇なのである。そうやって安全を保つ努力をしているのだ。

もっとも国内の掘削現場では、元日など、掘削櫓の上(四本場)で楊降管作業に従事していた作業員が、前夜の歳取りでの大量飲酒の結果吐瀉物をまき散らすということを経験したことがある。安全、保安というものが建前に終わっているのは一人日本航空だけではないようだ。

それでも日本航空の経営者が真剣ではないことだけはうかがえるようだ。危ない、危ない

 


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