You have no capacity to control yourself !!

KYBによる免震データ改竄には驚いた。しかしその原因を、カバヤシステムマシナリーの広門茂樹社長は10月19日の記者会見で「不具合品を分解して新しいものにするのに時間がかかる。納期を守りたいがために正しい作業を省いた」と説明した由。大間違いである。仕事は価格、品質、納期の3つが最重要項目である。納期を守るために品質をないがしろにするなどというのなら製造業に携わる資格がないと言えよう。

産経新聞は、最近1年間に製造業に於いて発覚した品質データ改ざんなどの例を、「神戸製鋼所」「三菱マテリアル」「東レ」「シチズン時計」「宇部興産」「日本ガイシ」「日立化成」「日産自動車」「SUBARU」「スズキ」「マツダ」「ヤマハ発動機」「クボタ」と挙げた上で、「多くの不正で直接的な原因として上げられるのが『納期遵守の重圧』だ」と書いている。KYBの場合も検査員が少ないので、との理由を挙げている。素人以下の分析ではないか。製造業であれば自らの企業の製造能力を、その製品の検査能力も含めて知っている筈である。自社の能力を超えた受注をすればこそ能力が付いて行かず、どこかで手抜きをせざるを得なくなるのだ。

自社の能力を知らぬような経営者が経営していること自身が間違っているのである。

先に揚げたデータ改竄企業例は最近1年間のものであり、期間を拡大すればさらに多くの企業が名を連ねる。そして政府と言えば、財務省の決裁文書改竄というとんでもないことがあり、高プロ問題では基礎データが改竄されていたし、障害者雇用に関しては広汎に虚偽の報告がなされていた。つまりデータ改竄という恥ずべき行為は何も民間企業だけの問題ではないのである。換言すれば納期の問題ではないのである。さらに日銀が経済統計に”意図的”と思える間違いをしていたこともあり、これらのデータ改ざん、虚偽報告などは個別の原因ではなく、日本人というもの全体の倫理レベルが劣化したことに起因すると考えるべきだと思われるのである。勿論、発注企業側からの無理な納期要求、首相官邸からの無理な裏付けデータ要求などがその背景にはあるのだろうが、それも含めての倫理観の欠如が根底にあるように見える。

今こそ、日本人の日本人たる基本を再確立しなければならない。新聞が権力へのすり寄り記事ばかりを書いているのもまた同様の原因なのだろう。

表題の英文は、米国(?)のテレビ番組の「ジャスティス ジュディ(?)」の中で裁判官が発した言葉である。今の日本の企業、官庁に向けて、さらに日本人に向けて言うべき言葉のように感じる。

 


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