石油資源開発の新役員布陣が発表されたが

5月11日に2018年3月期の決算発表とともに、新たな役員の異動(案)も併せて示された。

極めて大きな特徴は執行役員制度の修正となっているのだが、従来、しかも長期間続いてきた代表取締役副社長と言うポストが消滅したことだ。技術と事務のそれぞれ代表権を持った副社長が社長を補佐すると言う体制に問題があったと見るべきなのだろう。とすると今回退任して顧問になる石井正一氏(異例ながら事務系の代表取締役副社長として、技術系副社長が何故かおかれない中で権勢を誇った)に何かあったのかと目が向いてしまう。

この石井正一氏の退任理由は「担当職務に於いて所期の目的を達成したため」と記載されている。うむ?任期満了で退任ではないのか?任期途中の退任とは…

念の為に1年前に退任した荻野清代表取締役副社長の退任時の理由を調べてみると、「任期満了のため」と通常の記述になっている。ではっと、“独り副社長”をしていたこの1年の担当職務を見てみれば、「社長補佐(事務)、導管事業部担当、相馬プロジェクト本部長」とある。相馬プロジェクトは何度も指摘してきたが、カナダのNWPLNGプロジェクトからの引き取り義務のあるLNG量を前提に、「その最終投資決定前に」相馬へのLNG受け入れ基地建設を始めてしまったと言う、手順をわきまえぬ、ど素人(元々経理畑の人だが)としか思えぬ決定をしてきたものであり、NWPプロジェクトがぽしゃった関係で石油資源開発にそれこそ”負の遺産”を残してしまったのではないかと思われるものである。

となると、この役員人事は、本当は相馬の責任を取らせたことを示しているのかもしれない。失敗を発表しない天下り会社であれば、実際の理由を示さない方が普通だから、推察するほかないのだが。

そして代表権を副社長に付与することの危険を強く認識して、副社長制度そのものまでなくしてしまったのだろうとの推論に至る。いずれにせよ、役員レベルを適切にガバナンス出来なかったからこその変革であったものと推察する。

中期事業計画と言う名の”中期的『夢』”のような、具体的目標も、その達成方法も示されない“猫に鈴をつける”お話し的なものについては稿を改めてコメントしたい。

【追加コメント】

5月14日午後2時直前だが、インペックスの株価が下がるのに対して石油資源の株価は約9%と暴騰と言える様相である。決算内容はその理由にはなりえないものだろうから、この役員人事が”特別な好感”を得たということなのか。

(写真はボケの花)

 

 


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