世界は戦後体制の大変革期に入ったようだ。中南米カリブ海諸国共同体はEUに続くのかも
第二次世界大戦の戦勝国はその優位性を維持し、世界を支配すべく、国連の安全保障理事会の常任理事国として不公平の典型である独占的拒否権を持ち続け、軍事的には核兵器をこれまた独占的に保有するのみならず、核不拡散条約を押し付けることによってその圧倒的優位性を持ち続けようとした。
これらは決して平和のためでも、世界のためでも、核廃絶のためでもなく単に戦勝五カ国の独占的支配を可能にするためのものであった。
英国とフランスは戦勝国と言っても世界大戦の被害が甚大で、米国の様な超大国にはなれずEUの一員としての道を選んだ。
ソ連が崩壊してロシアとなり、ベルリンの壁も崩れてヨーロッパには大変革が起きた。EUの成立とロシアからの多くの共和国の独立の動きである。ロシアは天然ガスパイプラインを閉じて送ガス停止をすると言った“非人道的かつ卑怯な“手段で離脱を妨害しているが、この流れは止めることができないだろう。
中国は共産国ソ連の崩壊後も共産党独裁国を続けているが、”人民のため”と言う思想はなく“共産主義を標榜する中華主義”とも言えるような膨張を続けている。その行動は明らかに世界制覇を目指しているようだ。しかし、他民族を征服、抑圧する前近代的な覇権主義も遅かれ早かれ世界から排斥されていくだろう。
米国は第二次世界大戦の直接的な被害をうけず、戦争で疲弊した主要国が身動きできぬ間に経済的にも軍事的にも世界一の力をもち、”天上天下唯我独尊的”傲慢さで世界を牛耳ってきた。
しかし2月23日にはメキシコで開催された中南米カリブ諸国33カ国の統一首脳会議で”米国とカナダを除いた“「中南米カリブ海諸国共同体」の設立が合意されたのだ。それも33カ国中30カ国の首脳が出席しての会議でである。米州機構(OAS)から米国とカナダという二つの国を排除した経済圏の構築を目指しているのだろう。
ヨーロッパに既にEUが形成され、今また中南米カリブ海に広域経済共同体が出来る。次なる動きはアジアだろう。戦勝国の支配排除の流れから見れば“中国抜き”のアジア共同体になるのではないだろうか。
そして北アフリカから中東、パキスタンまでのイスラム共同体、中南アフリカ共同体がそれに続いていくのではないだろうか。
その結果第二次世界大戦戦勝国は相対的に勢力が落ちて世界はより公平になっていくか、それをよしとしない勢力によってふたたび覇権の衝突を引き起こすのかもしれない。
戦後六十余年にして世界の潮目が変わりつつあるのを感じる。
(写真は山寺の奥にある”投げいれ”を思わせるお堂。左下の板を渡したばかりの様な橋を渡って崖の穴を通りお堂に至る)


- 2010.03.10 Wednesday
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- 06:37
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- by sonoda-go






