アヴェード ヴァスクレセーニィア(みちたけランチ)(112)

梅雨が続く。仙台も毎日曇りや雨の日々だ。助かるのは東京や横浜と異なり気温がそれほどでもない点だ。その梅雨が旬の食材と言えばアナゴだ。梅雨アナゴの天婦羅を前にまた一年が過ぎたのを感じた。アナゴに限らず昨今海産物の水揚げが減少している。従来海産物をあまり口にしなかった国々が食べるようになったのがその原因の一つだろう。政府の円安制作のお陰で輸入品は石油、ガスと同様に大きく値を上げた。食事を提供する店の経営も大変なのだろうと想像する。

小鉢は茄子の揚げびたしだ。茄子の味が上向いてきたのを感じる。時に昨日枝豆を購入してすぐにゆでた。熱いうちに塩を振り、ざっとなじませてすぐ食べる。私はゆでたての熱い枝豆が一番好きである。梅雨も含めて夏を楽しみたい。

 


園翁自伝(106)東大大学院時代(16)パワハラ教授とのその後の接触

東大大学院を修士で終え、石油資源開発に入社したのは昭和48年のことだった。文字通り名ばかり指導教授の木村氏とは縁が切れるはずだったのだが、今までに2回接触があった。全て遠い昔のことだからもう書いても良いだろう。昭和48年5月13日に結婚式を挙げた。迷ったが披露宴の招待客の一人として木村教授にも案内状を送った。会社の上司が来るのに東大の教授がいないのも変だと感じたのである。出席、欠席を逡巡した形跡の残る返事が来て、出席いただいた。披露宴の途中で父が耳打ちした。「木村教授の祝儀袋が空なのだがどうする」と聞いて驚いたが、「そのままにしておいてください。きっと東大教授が出席してやるんだからとの恩着せがましい意識なんでしょう」と答えた。入れ忘れたのか、意図的だったのかの真偽は不明だが、パワハラの経験からそう感じたのだった。

この様に木村教授からは嫌われていたのだが、何とサハリンのプロジェクトから6年ぶりに本社に戻った時に、入社以来初めて学会出張をさせてもらった。モスクワで開催された万国地質学会である。サハリン石油で丸紅から出向してきていた犬島進氏が丸紅のモスクワ支店に連絡し、便宜供与の手配をしてくれた。

モスクワで万国地質学会の登録手続きをしたとき、何と木村教授にばったり出会ったのである。立ち話を少ししたのだが、予定を聞かれ、会議の合間に丸紅のご厚意でユスポフ家の屋敷などを案内してもらうと話したら。まさかのまさか、「僕も一緒に連れてってくれ」と言うではないか。嫌いならそんなことを頼むな、と感じたのだが、そう言う時だけ”面倒を見た弟子”になるようなのだ。丸紅の人に訳を話し、同行させてもらった。「僕は指導しない」と弟子とすることを拒んでおいて、便宜の為なら急に“恩師”と言うのには驚いた。九州男児のイメージが激変したのは言うまでもない。

弟子たちが集まる木村スクールの会なるものが時折開かれるのだが、一度も参加したことはない。何故なら私は決して木村教授の弟子ではないと思っているからである。誘いがある都度、欠席通知を出すなり、その事情を話して理解をしていただいたりしてきた。そして近年は案内も来なくなった。勿論、東大大学院時代の研究をも物心両面で支えてくださった徳山明先生には今も弟子として接している。徳山先生がいなければ東大大学院を中途退学をしていたことだろう。今日あるのは師のお陰、心から感謝している。

 


(事業としての石油開発を目指すなら)園田豪の石油開発論(5)あなたの会社の油田発見率は?

石油の発見確率には試掘成功率、油田発見率などいくつかのものがある。世界の試掘成功率は試掘100坑に対して20坑程という。しかしいたるところで石油が見つかる中東と、例えば楯状地の中などではもとより試掘成功率が桁違いなのはわかる筈だ。つまり世界の試掘成功率など全試掘井に対する全発見井の単なる計算値以外の意味を持たない。無い所には石油はないのである。

成功井とか発見井といってもその定義によって大きく変化する。旧ソ連ではテストでの石油の「工業的流出」を以て成功とした。分かったようなわからないものであることを理解願いたい。メタンハイドレートが日量2千㎥ほど、しかもたった1種間の産出で成功と言うのは素人以下のそしりを免れないようなことだ。

油田の発見率は100坑で2〜3坑だと言われるが、これも経済性という人為的なファクターが入る油田の定義から自然科学的なものではないことが分かる。当たらぬ時の言い訳に使われるものだと認識していればよいだろう。

こんな成功率に意味があるのなら、石油公団の投融資プロジェクトにおいて殆ど試掘すら成功しなかったのは何を意味するのだろう。ハマー会長が存命で指揮を執っていたころのオキシデンタル社の試掘成功率は50%に達していた時期があった。試掘成功率は探鉱屋の能力に大きく依存するが、その提案を直接聞き、判断を下したハマー会長の能力が素晴らしかったのである。ODAの代わりに海外プロジェクトを作るなどと言った石油公団のやり方ではそもそも石油発見を目的にしていないのだから外れて当然である。中国のタリム盆地のプロジェクトなど、3拍子どころか4拍子揃ってネガティブとレポートを書いたが、石油公団の某理事の罵声の前に主導することになってしまった経緯がある。

成功率は探鉱屋の能力に依存するのだから、会社の試掘の歴史をレビューすれば忽ちにその会社の探鉱屋の能力は分かる筈だ。事務系の経営者はまずは調べてみてはどうか。その『低さ』に驚くと思う。そしてその能力を見抜けずに不成功プロジェクトにゴーサインを出していた経営者もやはり能力は低いと言わざるを得まい。

油田については、油田に十分なるような発見を求めるのではなく、小さな発見でも油田にする、つまり採算を持たせる工夫をすべきだ。開発コストを下げること、開発効率をアップすること、生産性を向上させること…いろいろの工夫が必要である。技術屋だけの問題ではないのである。

 


『太安万侶の暗号シリーズ』の完成を受け、中国の『人民中国』が紹介記事を載せた

『太安万侶の暗号シリーズ』の最終の2巻『太安万侶の暗号(七)〜漢家本朝(下)壬申の乱、そして漢家本朝の完成〜』及び『人麻呂の暗号と偽史『日本書紀』〜萬葉集といろは歌に込められた呪いの言葉〜』の出版については既にこのブログでアナウンスした。この作品について中国の雑誌『人民中国』が昨日(7月21日)、そのインターネット版に新刊紹介として紹介文を掲載した。『人民中国』は中国政府傘下の紙媒体日本語雑誌として唯一のものである。

『人民中国』は何年も前からこの『太安万侶の暗号シリーズ』に興味を持ち、フォローとアプローチを続けてきていた。漢家本朝の完成という大きな区切りを迎えた今、紹介記事を掲載したものである。日刊ゲンダイや産経新聞などに書評が掲載されることはあったが、海外の日本向け雑誌に紹介記事が載るのはこれが初めてである。これら新刊をいち早く紹介した『人民中国』に感謝するが、その反面、日本国内での紹介が後になるのはやや残念な気がする。

今後インターネット版ではない『人民中国』誌にも掲載の予定と聞くし、驚くことに微信(ウイ チャット)という中国版LINEの様なものにも中国語で紹介されるとのことだ。このシリーズは日本の古代史ではあるが、東アジア、特に中国との関係を含めて記述してきた。日本人だけでなく中国の人たちにも本当のアジアの歴史として理解してもらえればそれは著者の慶びとするところである。興味を抱く中国の人が増えれば相互理解のきっかけともなるだろう。

『人民中国』のインターネット版は以下のURLでアクセスできる。

http://www.peoplechina.com.cn/

画面が開いたら左下に移動、「おすすめ新刊」のコーナーをご覧いただければ良い。

以下に『人民中国』ウェブ版の紹介記事の本文部分を引用しておく。

 

本書は、日本の古代史をまったく新しい解釈で読み解いて大きな話題を巻き起こした『太安万侶の暗号〈ヤスマロコード〉』シリーズ7作品に続くシリーズ第8作・第9作として刊行された。

 

シリーズ完結編となる『ヤスマロコード(七)』は、鎌足を引き継ぎ、道教を奉じる北魏系渡来人の子孫が倭国を支配し続けるために、政治体制のみならず、『日本書紀』をねつ造することで倭国の歴史自体を塗り替え、父子継承による「万世一系」不文律とした藤原不比等の計略を描き出した作品。壬申の乱を勝ち抜いた天武天皇と藤原不比等が、大陸西域の吐番を扇動することで唐の支配から脱し、倭国に北魏を再興し、漢家本朝を完成させるその過程がダイナミックに描き出されている。

 

また、『ヤスマロコード(七)』を学術的に補完する目的で古代論考集『人麻呂の暗号〈ヒトマロコード〉と偽史「日本書紀」〜萬葉集といろは歌に込められた呪いの言葉〜』も同時刊行。日本と中国の古文書を読み解くことで、藤原不比等が持統・元明両天皇として漢家本朝の完成を差配し、偽史『日本書紀』と『萬葉集』を編纂することで歴史を捏造した事実を解き明かした。『日本書紀』と『萬葉集』の編纂に駆り出された人麻呂(大三輪朝臣高市麻呂)が「いろは歌」に埋め込んだ歴史の真実と二重に仕組まれた呪いの言葉を読み解いたセンセーショナルな論考。

(なお、紹介記事の引用などについては『人民中国』の許可を得ている)

 


変顔アプリなるものがある

口を歪めてみたり、顔をひん曲げてみたりと奇妙な顔を作るのはかつてはにらめっこという遊びの場合に限られていたと思う。ところが昨今は「変顔」なる言葉もあるくらいに変な顔をすることが流行っているようだ。

女子サッカーの川澄選手のブログにも変顔が登場するし、テレビのCMでも「ぶちゃくなる(?)」などという新語が使われていたような気がする。

そして写真を撮ると顔を自動で認識し、変顔にしてくれるアプリというものまで出現したようだ。最近とある女性に「一緒に変顔を撮ろう」と誘われた。物は試しの言葉通り、写してみた。

目も、頬も完全にデフォルメである。勿論隣の女性の顔も同様にオリジナルが想像できないくらいに変わってしまっている。しかし、いやな雰囲気に変化しないところはアプリ製作者もいろいろ考えて作ったものと思える。

政治談議や石油開発の説明などの中に時折遊び心もあっていいのかも知れないとこんな話題も取り上げてみた。

綺麗に写る、笑顔が写ると言ったソフトがカメラにセットされているのは理解できたのだが遂に変顔ソフトに人気が出るとは。

随分昔になるがサハリンのプロジェクト関係で当時会長だった今里さんのパーティで参加した有名クラブのホステスとやらが何ともブスぞろい(いや個性的な顔ばかり)なのに驚いたことがあった。高い金を払ってこんな顔を集めて…と思わず口にしたら事情通にたしなめられた。秘書も美人、銀座へ行っても美人と始終周りが美人だと、デフォルメの世界が素晴らしくなるんだそうなのだ。変顔アプリを経験してそんなことを急に思い出した。

 


「憲法は国民側が権力側の暴走を止めるもの」、それは間違いだろう

「国会議員の声を聞く」を覗いたら、「憲法とは、国民の側が、権力側に対して暴走しないように、その主権を行使してコントロールするための基礎です」なる民進党の大串博志氏のブログを引用して「この主張を何回も聞くと、懐疑的になる」とのコメントを付け加えていた。

懐疑的になるのではなく明らかな間違いと指摘してほしかった。猫にネズミが鈴をつける話に似て、無理筋の話である。まるで「諸国の公正と信義に…」みたいな絵空事ではないのか。憲法には欽定憲法と民定憲法があることを知らないのだろうか。我が国の憲法の始まりは明治憲法だろう。国民が文案を練ったのかね。天皇と国家権力の暴走を止めるものだったのか。いずれも違うだろう。現憲法のことだと言いかえるかもしれないが、形式的には現憲法は明治憲法の改正の形をとったのではなかったか。勿論実質的には占領軍がと言うか、米国が被占領国日本に押し付けたものではないか。米国に都合よくできているとしても、日本国民が権力側が暴走しないために定めたわけではない。

江戸時代の諸法度もそれ以前のものも権力が作成して施行するのが規律、規則の実体である。民進党が全体として諸々のレベルが低いのは知っているが、間違ったことを言い触らすのは止めてもらいたい。

 


自民党東京都連の「都知事選における党紀の保持について」は違法ではないのか

都知事選に関して自民党東京都連が7月11日に配布したと言う通達の中に「各級議員(親族含む)が非推薦の候補を応援した場合は除名等処分の対象となる」と明記されているそうだ。カッコ内の「親族含む」が無ければ内部のものへの統制であるから構わないが、親戚は政党の外の人間だ。兄弟で別の政党に所属する場合も、親子で思想信条が異なる場合もある。それに親族と言うのは随分広い範囲を指す言葉だ。とにかく、およそ個人の権利を守る民主主義とは相容れない考え方ではないか。自由民主党は「不自由非民主党」と名を変えるべきだろう。ともかくその通達は違法であろうと思う。選挙管理委員会は注意喚起をすべきだし、取り消しを求めるべきであるし、そのまま選挙が行われた場合には選挙違反として対応すべき事柄だろう。団扇やワインを配るより悪質と言うか愚かなことなのである。その連の会長はかの石原伸晃氏だと言う。こんなことをしてはいけないと言うことすらわからぬ能力、人物なのであろう。

さて、この都知事選に際して、東京五輪組織委員会人事などで某黒幕に楯ついたためか、徳洲会からの借金問題を暴露されて退陣したらしい猪瀬元東京都知事が「この恨み晴らさいでか」とばかり発言を強めている。自民党都議会勢力の伏魔殿ぶりに関してである。徳洲会だけでなくそれらの”応援団”との関係は石原都知事から引き継いだもののように感じられるが、ともかく東京五輪の底なし利権には政府関係の大物が巣食っているようだ。となれば自民党と現政権が一番嫌がる候補者を応援して当選させ、深い霧どころではない暗闇の中の悪魔どもに強烈な光を浴びせかけるべきだろう。

地方主権が聞いてあきれる。耳触りは良いが結局はそれも利権争奪のためのものではないのか。

私が何故か事務職に職種変更させられ、資材部長を命じられた時に、「前任者との引継ぎはあえてしないでもらいたい。大きく改革してくれ」と社長からの言葉があった。従来から資材関係を担当する副社長からは「感性の良い人がいたらぜひお願いしますと言ってあったんだ」との言葉があった。振り返って考えるに、従来の利権構造をなくせ、ではなく、利権構造を新たにせよ、と言うことだったらしい。つまり利権の取り合いが起こっていたようなのだ。結局は出来上がっていた構造はあまりにも強固で打ち破れなかったようである。会社に私の居場所がなくなったことにそれが表れているような気がする。一天下り会社にして然り、小池百合子氏の前途は険しく多難に違いない。それに挑もうとする意気やよし。遠く仙台からエールを送る。

 


他のサルの尻が赤いと笑うが…

石田純一なる人が「野党統一候補としてくれるならば都知事選に立候補する」として記者会見したのには驚いた。まるで軽佻浮薄の典型のようだ。信念も覚悟も感じられない。こういう現象が起きるほど日本の民主主義は駄目になっている。能力、資質ではなく知名度と言えば聞こえがいいが、人気度というテレビ局に作られたような尺度で政治家が選ばれるのは異常である。まさに衆愚政治の時代である。

当然石田純一氏の行動を不快に感じる人は多かったようだが、「理念もなく…」とばっさり切り捨てたという御仁がいる。名を東国原という。しかし、この人はかつて「自民党が私を総裁候補として扱うならば…」などと石田氏とうり二つの発言をしていたのである。他の人ならともかくこの人に言われたのでは石田氏も納得がいかないのではないだろうか。

自分のケツの赤いのを忘れて他のサルの尻の赤いのを見て笑うサルの話を思い出させる。似たようなレベルに見えるのだが。

ついでながら、鳥越俊太郎氏が東京都知事選に立候補した。その理由を氏は「参議院選挙の結果、改憲勢力が三分の二を超えたと聞いて、これはほっておけないと思い…」といった趣旨の発言をした。

どうも良く理解できない。鳥越氏が東京都知事になったら参議院の改憲勢力が三分の二以上という現実が変わるわけでもあるまい。また東京都知事が改憲云々に直接関与する訳でもあるまい。

東京オリンピックが、まるで「日本オリンピック」のように或る勢力に支配されているから、それを都民の方に取り戻し、都民の税金が勝手に使われないように強く関与したいとでも言えばわかりやすいのだが。

一人くらい東京オリンピック返上論をぶつ候補者はいないものか。

 


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